標高の高い富士山エリアでも暑さは避けられない夏。そうしたなかで極めて涼しいスポットに行ってみました。
内部は激セマ&超涼しい!
東京都心から約100km、富士山の麓に位置する山梨県の鳴沢村は、標高の高さから夏場は比較的涼しい気候で、ゴルフ場や別荘なども数多く立地しています。それでも訪問した2026年8月1日(土)は、最高気温が33.3度に達していました。
そこで目指したのが、同行者と「ここなら一番涼しいよね」と話した「鳴沢氷穴」です。
鳴沢氷穴は、国の天然記念物にも指定されている全長153mの溶岩洞穴です。中央道 富士吉田線の河口湖ICから、「富士パノラマライン」を西へ20分ほど走った場所に存在します。ちなみに、付近には同じく溶岩洞穴の「富岳風穴」もあります。
洞窟の中はふたつの輪がつながったような環状となっており、見学コースの深さは最大で地下21m。内部の平均気温は年間を通して3度と非常に低く保たれています。
鳴沢氷穴の内部は約15分でぐるりと1周できますが、地上から地下へ向かう階段を降りていくと、あるポイントで気温が一気に変わるのが体感できました。さらに降りていくと、見学コースは次第に狭く、また下り勾配もきつくなっていきました。
場所によっては、大きくしゃがんで横歩きしないと進めない地点も。施設には無料のレンタルヘルメットも用意されているので、心配な方は装着したほうが良いでしょう。
数分ほど横歩きをして氷穴の最深部へ至ると、天井から滴った水が凍ってできた氷柱がそびえます。真夏に出会う氷の柱に感動するも、そこには、落ちれば二度と戻れないといわれる「地獄穴」という竪穴も存在。案内看板によると、この穴は「江の島の洞穴まで続いているといわれておりますが、どこまで穴が続いているのか確かめられません」とのことです。
15分ほどの洞窟探検を終えて地上へ戻ると、忘れていた下界の暑さが襲ってきます。体から一気に湯気が出て眼鏡は一瞬で曇りました。同行者とは「出た瞬間が一番キツイな」という感想で一致しました。
とはいえ、大人350円(小学生以下は200円)という入洞料金で、夏場に真冬並みの冷気が味わえるのは非常に魅力的でした。次に訪れる際は、横穴構造でより歩きやすいという富岳風穴ともセットで楽しみたいものです。