パルマ・カルチョに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、今夏にパリ・サンジェルマン(PSG)へ完全移籍加入した後、ユヴェントスへのレンタル移籍に出るようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が、日本時間の11日に報じている。
鈴木については、かねてよりチャンピオンズリーグ(CL)連覇中の“欧州王者”からの関心が報じられており、2031年6月末までの5年契約締結で個人合意したことが報じられていた。PSGはパルマ・カルチョへ総額3500万ユーロ(約64億円)のオファーを準備しており、クラブ間交渉も合意間近とのこと。今夏の鈴木争奪戦を制するクラブは、PSGとなる可能性が高いことが明るみに出ている。
一方で、鈴木が2026-27シーズンにどのクラブでプレーするのかは、不透明なままとなっていた。現在、PSGではロシア代表GKマトヴェイ・サフォノフがゴールマウスを守っており、フランス代表GKリュカ・シュヴァリエがバックアッパーを務めている。仮に、シュヴァリエを今夏に放出できなかった場合は、獲得した鈴木を即座にチームに合流させるのではなく、今夏はレンタル移籍に出す可能性も報じられていた。
レンタル先の筆頭と目されていたのが、今夏の鈴木獲得レースで“ライバル”だったユヴェントス。ロマーノ氏は、シュヴァリエの去就および鈴木のレンタル移籍に関する協議は継続中だと伝えていたが、日本時間で11日に入ると、状況に進展があったようだ。
今回のロマーノ氏の報道によると、鈴木のPSGへの完全移籍加入だけでなく、ユヴェントスへのレンタル移籍も決定的となったという。現時点ですべてが完了したわけではないものの、“ビアンコネロ”へのレンタル移籍についても、まもなく決定が下される見通しとのこと。今回のレンタル移籍については、買い取りオプション等の条件は付帯しておらず、2027-28シーズン以降のPSG復帰を前提とした契約となる模様だ。
鈴木は2002年生まれの現在23歳。浦和レッズ、シント・トロイデンを経て、2024年夏からパルマ・カルチョでプレーしている。加入初年度からセリエAで38試合中37試合でゴールマウスを守ると、2年目の2025-26シーズンは負傷離脱がありながらも公式戦22試合に出場。FIFAワールドカップ2026では好セーブを連発し、日本代表の3大会連続決勝トーナメント進出に大きく貢献した。
FIFAワールドカップ2026での活躍もあり、今夏の鈴木のステップアップは確実視されていたが、開幕が迫る2026-27シーズンは、国内屈指の名門の新守護神として、引き続きセリエAでプレーすることになりそうだ。
【動画】これが日本代表の守護神! 鈴木彩艶が北中米W杯で見せた数々の好セーブ