長友佑都がFC東京で現役続行を決断「優勝してシャーレを」…W杯後には「引退に傾いていた…」と葛藤も、日本代表にも意欲

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 8日、日本代表のDF長友佑都が味の素スタジアムで記者会見を実施。FC東京と新たに契約を結び、現役を続行することを発表した。契約の詳細は明かされていないが、2026/27明治安田J1リーグのシーズン中はプレーを続け、背番号も「5」から変更はない。

 9月に40歳を迎える長友は、2008年に明治大学に在籍した状態でFC東京とプロ契約を締結。開幕戦でデビューを果たすと、5月には日本代表に初招集。プロ3年目の2010年の南アフリカワールドカップに出場を果たした。

 ワールドカップ後にはセリエAのチェゼーナへとレンタル移籍。その後完全移籍を果たすと、2011年1月に名門インテルへレンタル移籍。その後完全移籍を果たし、レギュラーに定着した。その後、ガラタサライ、マルセイユでプレーすると、2021年にFC東京に復帰しプレーを続けていたが、百年構想リーグを終えた段階で契約満了。新シーズンの契約は結んでいなかったが、このたび契約を更新することとなった。なお、J1通算197試合に出場し7得点を記録している。

 記者会見で長友は「FC東京と契約の更新をさせていただきました。今シーズンまたFC東京で頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。気合い入れていきます」と、意気込みを口にした。

 日本代表としても、2010年の南アフリカW杯から、今年行われた北中米W杯まで5大会連続で出場。日本人としてはもちろんのこと、アジア人としても初の快挙となった中、レジェンドとして特別なパッチをつけてプレーするなどし、チュニジア代表戦に出場した。しかし、チームはラウンド32でブラジル代表相手に土壇場で逆転を許し敗退していた。

 長友は「ワールドカップが終わった後は、4年間懸けてきた思いが強かったので、敗戦を受けて引退の方向に気持ちが傾いていた」と、率直な思いを明かすことに。それでも、「日々を過ごすことによって、5年前にFC東京に帰ってきて、タイトルを獲ると宣言していたにも関わらず、何一つタイトルをもたらしていないということに、自分自身が情けなく、悔しい思いがどんどん湧いてきました。やっぱり、このFC東京で優勝してシャーレを掲げたいという情熱が、自分の中で心の底から湧き上がってきたので、現役続行をFC東京でしたいという気持ちが自分の中で固まりました」と、現役続行を決断した理由を語った。

 改めてFC東京との契約を結んだ中で、クラブへの想いも語った長友。「共に戦う家族のような存在」と語り、「帰ってくることによって、またやってやろうという気持ちになるし、自分に落ち着きをもたらしてくれるし、本当に自分が大好きなクラブだなと、改めて今回決断する時に感じました」と、愛するクラブであるとした。

 今回、現役続行を決断した要素については「ワールドカップのブラジル戦で負けたその日、心は結構撃ち抜かれたような、放心状態でした。でも、足が痛くて、足が戦いたい、疼いているような状態で、オフを過ごしたんですけど、身体と心のギャップがあって正直苦しかった」と当時の心境を明かし、それでもFC東京にタイトルをもたらしたいという思いが湧き上がってきたとした。

 また、現役続行については妻でもある平愛梨さんからも要望があったとのこと。「妻の愛梨からは、ワールドカップ終わってからも現役を続けてほしいということは言われました。なぜかと聞いたら、まだ身体がバリバリ動いているのと、どこにもケガもなく、元気な身体がある状態で辞めるのはもったいないと」と明かし、「子どもたちにやっぱり背中で、ピッチで見せてほしいと。ワールドカップの終わった直後から言われました」と、父としてピッチで輝く姿を見せて欲しいと明かした。ただ、子どもたちからは「『なんでワールドカップ負けたんだ』ってことを責められて、結構プレッシャーすごかったです(笑)。それも自分自身が乗り越えて、今ここに至っている」と、厳しい言葉がかけられたとコメント。それでも、「またピッチで、このFC東京のピッチで青赤のユニフォーム着て、躍動したいなと。その姿を見せたいなと思ってます」と、再びピッチで躍動したいと明かした。

 W杯を終えて3週間ほどで気持ちを取り戻せたという長友。代表通算146試合に出場し4得点を記録している中で、遠藤保仁が持つ最多キャップ数の「152試合」まであと「6試合」と迫っている。日本代表については「選手である以上は、代表を目指し続ける」と明かし、「自分から引退するとかではなく、代表というものは監督が必要か必要じゃないかを決めると思っている。そこは常に目指してやっていきたい」と、日本代表に必要と思われるようにプレーを続けるだけだとした。9月には40歳を迎える中でも「プレースタイルは変えない」と断言した長友。「ピッチの中で誰よりも走って、戦って、激しいプレーで皆さんを喜ばせたい」と、これまで通りの姿を見せていきたいと意気込んだ。

 長友はすでにトレーニングを実施。チームへの合流は、メディカルチームと相談の上でとなるが、予定では来週にも選手登録を行うことになるとした。

【動画】長友佑都がFC東京と紡いできた歴史