ロシア海軍のスラバ級ミサイル巡洋艦など5隻が礼文島沖を航行しました。
ロシア海軍の「大型ミサイル巡洋艦」鮮明な画像が公開
防衛省・統合幕僚幹部は2026年8月5日、日本最北の有人島である北海道の礼文島沖でロシア海軍の艦艇5隻を確認したと発表し、当該艦艇の画像を公開しました。
今回確認されたのは、スラバ級ミサイル巡洋艦1隻とウダロイI級駆逐艦1隻、ステレグシチー級フリゲート3隻の計5隻です。これらの艦艇は8月4日午前10時頃に礼文島の南西約210kmの海域に出現し、宗谷海峡を東へ航行したとのこと。
ウダロイI級駆逐艦とステレグシチー級フリゲートは、艦尾のヘリコプター甲板にヘリコプターの姿が確認できます。
これに対し、海上自衛隊の第5哨戒防備隊に所属するミサイル艇「くまたか」と第2航空群に所属するP-3C哨戒機により警戒監視・情報収集を行ったとしています。
スラバ級ミサイル巡洋艦は、満載排水量が約1万1000トンと大柄で、船体にP-1000「ヴルカーン」対艦ミサイルの連装発射筒が8基も並んでいる異様な外観が特徴です。元々は、旧ソ連がアメリカ海軍の空母に向けて対艦ミサイルによる飽和攻撃を行うために開発した艦艇のため、重武装となっています。
1番艦「モスクワ」が黒海艦隊、2番艦「マーシャル・ウスチーノフ」が北方艦隊、3番艦「ヴァリャーク」が太平洋艦隊に配備されましたが、「モスクワ」は2022年4月、ウクライナ軍が発射したネプチューン地対艦ミサイルにより撃沈されています。
ウダロイ級駆逐艦は、旧ソ連が開発した大型対潜艦で、ステルス性を考慮して凹凸を減らした昨今の軍艦と比べると、無骨な外観が特徴です。
ステレグシチー級は、ロシア海軍では最新の艦艇のひとつで、ステルス性を考慮した外観が特徴です。ロシア海軍では警備艦、もしくはコルベットに区分していますが、西側ではより大型のフリゲートに分類しています。