“ウクライナ製そっくり”自爆ドローンが上空を飛行する画像公開! ロシア軍が鹵獲品を改造か 大きな目的は混乱を誘うため?

燃料電池、AI電力問題解決に期待

ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は2026年8月2日、ロシア軍がウクライナ製ドローンを鹵獲(ろかく)し、修理・再利用していると報じました。

鹵獲機体の仕様を確認

 ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は2026年8月2日、ロシア軍がウクライナ製ドローンを鹵獲(ろかく)し、修理・再利用していると報じました。

 この情報を明らかにしたのは、ウクライナ国防省顧問であり、無線技術および軍事ドローンの専門家でもあるセルヒー・“フラッシュ”・ベスクレストノフ氏です。

 同氏は、ロシア軍が捕獲や電子戦による妨害を受けて墜落したウクライナ製ドローンを回収し、利用しているとみられる画像を公開しました。画像に映っている機体は、ウクライナ製の長距離自律飛行型、いわゆる一方向攻撃型(自爆型)ドローンである「FP-1」および「FP-2」に酷似しています。

 ベスクレストノフ氏は、こうしたドローンが単なる攻撃手段として再利用されるだけでなく、別の目的に利用される可能性を懸念しています。同氏は「敵が回収した我々のドローンを修理し、今後の挑発工作に利用しようとしていることは間違いありません」と述べています。

 具体的には、ロシアがウクライナ製ドローンを東欧諸国などに意図的に侵入・墜落させ、ウクライナによる攻撃であるかのように見せかける偽旗作戦への利用が警戒されています。

 同氏は「ヨーロッパ上空に現れた、あるいは今後現れる『正体不明の無人機』が、翼に星印を付けただけのスーパーカム(Supercam)やオルラン(Orlan)だと、本気で信じる人がいるのでしょうか。国際社会がこの実態を理解することは極めて重要です。これこそが現代のハイブリッド戦争の手法なのです」と警鐘を鳴らしています。

 仮にロシアが鹵獲したウクライナ製ドローンを利用する場合、機体にウクライナ軍を示す黄色と青色の国籍標識(ラウンデル)を施すなどして、ウクライナによる攻撃に見せかける工作が行われる可能性も考えられます。

 もしウクライナ軍の機体であるかのように偽装されたドローンが東欧諸国の領空を侵犯した場合、あたかもウクライナが攻撃を行ったかのような印象を与え、同地域の国々との政治的緊張を高めるための工作に利用される可能性があります。

 ベスクレストノフ氏は、こうしたドローンの悪用による混乱を防ぐため、国際社会に対して警戒と情報共有の重要性を呼びかけています。

【え、なぜウクライナのドローンが…】これが、鹵獲された自爆ドローンです(画像)