トルコ航空宇宙産業(TAI)は2026年7月31日、国産戦闘機「カーン」の量産タイプが地上滑走する様子を公開しました。
トルコ純国産ステルス戦闘機
トルコ航空宇宙産業(TAI)は2026年7月31日、国産戦闘機「カーン」の量産型試作機が地上滑走する様子を公開しました。
カーンは、トルコが独自開発したステルス性能などを備える、いわゆる第5世代戦闘機です。
これまでに技術実証機3機が飛行し、各種データが収集されています。トルコはロシア製長距離防空システム「S-400」を購入したことを理由にF-35共同開発計画から排除されており、その代替としてカーンの開発・配備を急いでいます。
今回公開された機体は、技術実証機で得られたデータを反映した量産型の試作初号機です。当初は2026年4月頃に初飛行を実施する予定でしたが、システムや機体の共振、燃料系統、電気系統などを含む2~3か月間の地上試験が必要となったため、初飛行は延期されていました。
今回は地上滑走のみの実施ですが、それほど時間を置かずに初飛行へ移行するとみられます。技術実証機と比べるといくつかの変更点が見られ、エアインテークは胴体側面へより滑らかに溶け込む形状となっています。また、機体中央部も若干幅広くなっているように見受けられます。
なお、エンジンについては、当面はアメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)製F110ターボファンエンジンを搭載する計画で、アメリカ政府も売却を認める方針です。初期生産型の20~40機にはGE製エンジンが搭載され、その後は輸出規制の影響を受けにくいカーン向け国産エンジン「TF35000」を搭載した機体へ移行する予定です。
【ついに飛ぶ?】お披露目され滑走路を走る「カーン」の量産型試作機です(映像)