ウクライナ無人システム部隊(SBS)の第1独立無人システムセンターは2026年8月2日、複数のロシア軍の防空・レーダーシステムを攻撃した映像を公開しました。
防空ミサイルやレーダーを一挙に破壊
ウクライナ無人システム部隊(SBS)の第1独立無人システムセンターは2026年8月2日、複数のロシア軍の防空・レーダーシステムを攻撃した映像を公開しました。
この攻撃は前線から約270km離れた地点で実施され、ロシア・クラスノダール地方の防空を担うレーダーやミサイルシステム計8基を破壊したとしています。
SBSの発表によると、攻撃対象となったのは、Tor-M2地対空ミサイルシステムのほか、Nebo-SVU、Nebo-S、Nebo-U、S1M、Kasta-2E2、37Tなどの各種レーダーです。
このうち、Nebo-SVUは長距離警戒レーダーで、探知距離は約360kmとされています。ステルス機や巡航ミサイルの早期探知能力が重視されており、周辺防空の「目」となる重要な装備です。ほかにも、防空ミサイルの射撃管制を担うレーダーや、低空を飛行する巡航ミサイルやドローンを探知するためのレーダーが含まれていたことから、SBSは「この一度の攻撃で、占領軍(ロシア軍)は監視・防空システムを構成する重要な要素を一挙に複数失った」と主張しています。
映像から判断する限りでは、攻撃には自爆ドローンが使用された可能性が高いとみられます。一方で、標的はいずれも前線から大きく離れたロシア領内にあり、レーダーや防空システムを狙った作戦であることから、ほかの特殊部隊と連携して実施された可能性もあります。なお、第1独立無人システムセンターは、これまでにもロシア領内深くへ自爆ドローンを送り込み、飛行場に駐機していた戦闘機などを撃破した実績があります。
【着実に狙う?】これが、ロシアの防空の「目」レーダーシステムへの攻撃の様子です(動画)