イングランドサッカー協会(FA)は、国際サッカー連盟(FIFA)で会長を務めているジャンニ・インファンティーノ氏のFIFA会長再戦への支持を撤回するようだ。イギリスの『スカイニュース』などが3日、FAが支持を撤回する書簡の送付準備を進めていると報じた。
今回の動きは、ウェールズサッカー協会(FAW)が「ジャンニ・インファンティーノ氏の2027年から2031年までのFIFA会長再選への支持を撤回する」ことを受けてのものだという。この一連の動きは、ワールドカップの株式売却騒動により、インファンティーノ会長のリーダーシップに対する信頼が失墜したことに端を発している。
FIFAは先月28日、同連盟の商業やFIFAワールドカップ等の主催大会の運営を担い、放映権やスポンサーシップ、チケット販売、ライセンス事業などを一元的に管理する子会社「FIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)」の設立計画を発表。FIFAは経営権を維持しつつ一部株式を投資家へ売却することで、巨額の資金を調達して加盟協会へ還元する狙いがあった。
しかし、サッカー界が投資家や株主の利益に支配されることへの強い危機感から、各連盟が相次いで反発。欧州サッカー連盟(UEFA)をはじめ、北中米サッカー連盟(CONCACAF)とアジアサッカー連盟(AFC)も反対姿勢を示していた。こうした反発を受け、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は自身の公式インスタグラムで同計画の撤回を余儀なくされていた。