アメリカ海軍は2026年7月29日、退役したタラワ級強襲揚陸艦「ペリリュー」が実弾演習で標的艦となり、対艦ミサイルの直撃を受けた際のオンボード映像を公開しました。
巨大な標的艦が直撃を受ける瞬間
アメリカ海軍は2026年7月29日、退役したタラワ級強襲揚陸艦「ペリリュー」が実弾演習で標的艦となり、UGM-84「ハープーン」対艦巡航ミサイルの直撃を受けた際のオンボード映像を公開しました。
「ペリリュー」は、アメリカ海軍が主催する世界最大規模の多国間海上共同訓練「リム・オブ・ザ・パシフィック(RIMPAC)2026」の実艦標的撃沈演習(SINKEX)において、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「モービル・ベイ」とともに標的艦として使用された退役艦です。
この演習には29か国から40隻の艦艇、3隻の潜水艦、14の陸上部隊、150機以上の航空機が参加。日本の海上自衛隊からも護衛艦「こんごう」が参加し、ハープーン対艦ミサイルを発射したと伝えられています。
公開された映像には、「ペリリュー」の舷側や格納庫内から撮影された映像が収められており、ミサイルが直撃した瞬間に大きな爆発が発生する様子を確認できます。艦内に伝わる衝撃も凄まじく、直撃と同時に強烈な爆風と塵、がれきが猛烈な勢いでカメラに向かって飛んでくる様子が映し出されています。
撃沈演習(SINKEX)は、シミュレーターでは完全に再現できない実戦に近い環境で、乗員が兵器の運用や目標への攻撃といった重要な技能を習得・向上させることを目的として実施されています。
なお、「ペリリュー」はこの演習により、カウアイ島北方約50海里沖、水深約1万5000フィート(約4570m)の海底に沈められました。タラワ級強襲揚陸艦が標的艦として撃沈されたのは、今回が初めてとなります。