レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールはキャリアの分岐点を迎えているようだ。8月1日、スポーツ専門メディア『アスレティック』が伝えている。
現在26歳のヴィニシウスは2018年夏に母国の名門フラメンゴからレアル・マドリードへ加入し、ここまで公式戦通算375試合で128ゴール100アシストをマーク。2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含む数多くのタイトル獲得に貢献しているが、現行契約は来年6月末までとなっている。
約1年半前に開始された契約延長交渉は、未だ合意に至っておらず。クラブは給与体系の崩壊や他選手との契約延長交渉への波及を避けるべく、選手側が要求している金銭的条件に応じる意思はないという。そんな中、今夏の移籍市場で一線級のウイング(WG)獲得を目指しているアーセナルが動向を注視。クラブ内でヴィニシウス獲得の動きは承認済みで、通常の給与体系に例外を設け、破格の条件を提示する準備があると報じられている。
報道によると、レアル・マドリードは数日以内にヴィニシウス陣営との話し合いの場を設け、クラブとしての最終決定を下す見通しとのこと。金銭的条件の溝が埋まらず、契約延長の目処が立たない場合には、来夏のフリー退団を避けるべく、今夏の売却に踏み切るようだ。双方にとっての最優先事項は残留であり、ヴィニシウスはクラブとの合意に向けて要求額を引き下げる可能性があるものの、契約更新ボーナスの有無が交渉の主な争点になっているという。
一方、アーセナルは数カ月前から水面下でヴィニシウス獲得に向けて動いていた模様。オーナー陣は巨額の出資が必要不可欠だと承知の上で、スーパースターの加入に伴う商業収入の増加によって支出分が相殺できると考えているようだ。アンドレア・ベルタSD(スポーツディレクター)をはじめとしたクラブ幹部はすでに代理人との協議を行い、長期的プロジェクトの主役の座を用意していることを伝えたという。
レアル・マドリード残留か、今夏のアーセナル移籍か。ヴィニシウスの決断に大きな注目が集まっている。