ウクライナ保安庁(SBU)は7月29日、ウクライナから1500km以上離れたロシア国内にある同国最大級の石油精製所の一つを攻撃し、主要な原油処理設備で火災を発生させたと発表しました。
1500km以上離れた施設へ攻撃
ウクライナ保安庁(SBU)は7月29日、ウクライナから1500km以上離れたロシア国内にある同国最大級の石油精製所の一つを攻撃し、主要な原油処理設備で火災を発生させたと発表しました。
標的となったのは、ロシア・ペルミ地方にあるルクオイル・ペルムネフテオルグシンテズ製油所です。
SBUは、この攻撃について、ロシアがウクライナへの侵略戦争を継続するための軍事力および経済力を弱体化させることを目的に実施したと説明しています。
この製油所の年間原油処理能力は約1300万トンで、ロシア最大級の精製施設の一つです。生産された燃料は民間市場だけでなく、ロシア軍にも供給されており、これが攻撃対象とされた理由とみられます。
2026年に入ってから、ウクライナは前線から遠く離れたロシア国内の石油関連施設への攻撃を強化しています。欧州メディアなどによると、その背景には、長距離攻撃型自爆ドローンの性能向上に加え、ロシアの防空システムでは広大な国土全域を十分に防護することが困難になっていることなどがあるとされています。
アメリカメディアによると、今回の攻撃は、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領がワシントンを訪問し、ドナルド・トランプ大統領と会談してアメリカのさらなる支援を求めた数時間後に行われたとのことです。
ABCニュースは、このようなロシア領内への攻撃が、第2期政権発足当初にはウクライナ支援継続に消極的だったトランプ政権内で、ウクライナへの好意的な見方を回復させる一因になったと報じています。
【自爆ドローンを使用?】これが、長距離攻撃の様子です(動画)