深夜のガソスタに待機する“中の人”の代わりにAIが給油許可を判断!「反対側」にも対応!?

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タツノは、2026年7月22日、セルフ式ガソリンスタンドにおける給油許可業務を自動化するAI給油許可システム「AIGO(エーアイゴー)」の販売を開始しました。

実はセルフスタンドにも人はいます

 石油関連機器の製造を中心とする機械メーカーのタツノは、2026年7月22日、セルフ式ガソリンスタンドにおける給油許可業務を自動化するAI給油許可システム「AIGO(エーアイゴー)」の販売を開始しました。

 AIGOは、セルフ式ガソリンスタンドでの人手不足の解消を目的としたシステムです。

 実は、ドライバー自身が給油を行うセルフ式ガソリンスタンドであっても、深夜を含め無人で営業しているわけではありません。利用客が一連の手順を問題なく終え、給油ノズルをクルマの給油口に差し込んだことを確認したうえで、店員がサービスルーム内にある「制御卓」と呼ばれる装置の「給油許可」ボタンを押しています。

 このように、人による制御が必要なため、給油のたびに安全確認を行わなければならず、頻繁に鳴る給油コール音によるストレスや、接客・販売業務に集中しにくいことが課題となっていました。

 同社によると、全国のセルフ式ガソリンスタンドは年々減少傾向にあります。人手不足や後継者不足が閉鎖に拍車をかけており、市町村内のセルフ式ガソリンスタンドが3か所以下となる「SS過疎地」は、全国1,718市町村のうち381市町村と2割を超えています。ガソリンスタンドは日常の給油だけでなく、災害時の燃料供給拠点としても重要な役割を担っていることから、その減少は地域の生活インフラにおける課題として顕在化しています。

 こうした課題を受け、2026年2月には規制が見直され、一定の条件を満たした自動制御装置による給油許可が認められました。

 AIGOは、これまでスタッフが行っていた給油許可業務を、監視カメラの映像をAIが解析することで自動化するシステムです。給油許可業務を自動化することで、安全性を確保しながら店舗運営の効率化を支援し、地域の燃料供給インフラの維持に貢献します。

 監視カメラの映像をAIが解析し、給油動作が正常かつ安全であると判定した場合にのみ、自動で給油を許可します。一方、給油ノズルが監視映像で確認できない場合や、携行缶への給油を検知した場合など、安全が確認できないケースでは、直ちにSSCモバイル端末へ通知し、スタッフによる手動での判断を求めます。また、給油中も継続して安全確認を行い、火災を検知した際などの緊急時には、即座に全レーンの給油を停止する機能も備えています。

 さらに、AIGOの大きな特徴は、給油機と反対側に給油口がある車両、いわゆる「反対側給油」にも対応できる点です。ロングホース型計量機を設置しているセルフ式ガソリンスタンドでも、AIが適切に給油状況を判定し、スムーズに自動で給油を許可します。