「無事に救助、願うしか」=イオン周辺、涙ぐむ人も―熊本・嘉島町

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 イオンモール熊本(嘉島町)では、警察や消防による安否不明者の捜索が続いた。熊本市の男性(48)は、2階のアパレル店で働く30代の知人女性と連絡が取れていないという。LINEでメッセージを50件ほど送ったが既読が付かず、不安になり朝になって現場を訪れた。「無事に救助されていることを願うしかない」と語った。
 付近の薬局で働く薬剤師伊達淳さん(39)は「揺れを感じてから約30分後、聞いたことがない乾いた音が1回聞こえた」と爆発の瞬間を振り返る。29日になり建物を初めて見た伊達さんは「信じられない」とショックを受けた様子だった。
 1週間前に家族と買い物に訪れたという50代の男性は現場が気になり、JR熊本駅(熊本市)近くの自宅からバイクで駆け付けた。「当たり前のように買い物する施設で衝撃的なことが起き、残念だ」と肩を落とした。
 モールの一部が自宅から見えるという20代の女性は「午前2時ごろまで緊急車両のサイレンが鳴り響いた。怖くなりベランダから様子を確認した」と不安な夜を明かした。
 モール周辺には、崩落に巻き込まれた人の関係者と思われる男性が訪れたが、報道陣からの問い掛けには「まだ心の整理ができてない」とだけ話し、現場を後にした。規制線の前では、顔を手で覆い、涙ぐみながら立ちすくむ女性の姿もあった。 
〔写真説明〕爆発で建物が激しく損傷した「イオンモール熊本」と飛散したとみられるがれき=29日午前、熊本県嘉島町
〔写真説明〕「イオンモール熊本」の爆発で被害を受けたとみられる車両=29日午前、熊本県嘉島町
〔写真説明〕「イオンモール熊本」の爆発で周辺の道路に飛散したとみられるがれき=29日午前、熊本県嘉島町