リールに加入するCBタンギ・ニアンズの給与が、セビージャ時代の“8分の1”になったとされており、大きな話題を呼んでいる。22日、スペイン紙『アス』が報じている。
「ニアンズの最新の皮肉」と銘打ったのは、スペイン紙『アス』だ。パリ・サンジェルマンとバイエルンという“華々しい”経歴を持つフランス人CBが、アンダルシアの名門に加入したのは2022年夏のこと。ジュール・クンデのモデルケース(将来性を見込んで買って高く売る)に倣った獲得で、当時SDを務めていたモンチ氏は、2年後の売却を目標にバイエルンに1600万ユーロを支払った。この時は、誰もが“不良債権”と化すとは知らずに…。「今となっては冗談のように聞こえる」というが、5500万ユーロの買い戻し条項が付帯していたのも事実とのことだ。
しかしその当ては、ニアンズの低調なパフォーマンスと度重なるケガで外れることになる。4年間で出場した公式戦試合数は『63』にとどまっており、チーム有数の高給取りの上、シーズン毎に給与が上昇するという条項を盛り込んでいたため、“負の遺産”と揶揄されることに。とくに昨夏、サラリーキャップの問題で複数選手に対して減俸の打診をしたなか、アドナン・ヤヌザイ、マルコン、ジブリル・ソウが受け入れた一方で、「ピッチで証明する」として断固拒否。そして蓋を開けてみれば、「またしても惨憺たるシーズン」を送ったのだった。
それでも今夏、セビージャはリールとニアンズの移籍で合意。ついに売却に成功した。しかし同紙は、「お荷物を振り払うことに成功したが、フランスから届いたニュースは、クラブ史上“最悪の取引”に対する怒りをさらに煽っている」と指摘。というのも、リールでの給与が140万ユーロ(約2億6000万円)で、これはセビージャとの契約最終年となる今シーズンに受け取るはずだった900万ユーロ(約17億円)の8分の1の額。さらに、その一部を負担せざるを得ないとのこと。「またしても嘲笑の的」とセビージャにとっては、屈辱だと見解を示している。
一応セビージャは、“万が一”運が味方してニアンズがエリート選手に近い存在になった場合に備えて、将来の売却益の一部を確保しているようだ。