4車線→2車線→4車線→2車線…「ぜんぶ4車線にして!」東海環状道アクセス担う国道バイパスどこまで進んだ? 国道21号

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岐阜県の多治見砂防国道事務所が担当している、国道21号「可児御嵩バイパス」の全線4車線化の事業が進捗しています。

暫定2車線部がまだ残る「可児御嵩バイパス」

 2026年6月、国土交通省 中部地方整備局が本年度第1回目となる事業評価監視委員会を開催しました。この会合では岐阜県の多治見砂防国道事務所が進めている、国道21号「可児御嵩(かにみたけ)バイパス」の4車線化事業についても最新の進捗が共有されています。

 可児御嵩バイパスは、岐阜県の御嵩町から可児市に至る延長8.0kmの国道21号バイパスです。国道21号現道の渋滞緩和や交通安全を確保するとともに、東海環状道 可児御嵩ICへのアクセス向上を図る路線として位置付けられています。

 国道21号の現道は、岐阜市から土岐市に向かって東西に伸びていますが、可児御嵩バイパスは現道から分岐してやや南側を走り、可児御嵩インターチェンジ工業団地と可児柿田流通工業団地の間を抜け、再び現道に合流するルートです。また東海環状道の周辺区間は、美濃加茂市から可児市へ南北にクロスするように通っていますが、可児御嵩ICは国道21号の現道の南側、本バイパスのすぐ北側に位置。バイパスからはインターへのアクセス路も伸びています。

 バイパス自体は2010年に暫定2車線で全線が開通を迎え、これまでに可児御嵩ICの前後区間を含む計2.7kmが完成4車線となっています。特に、みたけの森口交差点~南山団地入口交差点間(約0.6km)が2022年に4車線となったことについては、旅行速度が約10km/h弱向上するなど明確な効果が確認されています。

 その一方、上恵土本郷東~瀬田、可児御嵩インター東~みたけの森口、東端部の南山団地入口~井尻(いずれも交差点名)といった区間はいまだに暫定2車線となっており、4車線区間のあいだに挟まるような格好となっています。これにより、ピーク時には当該部で旅行速度が著しく低下しているため、国道事務所は今後も全線4車線化に向けて事業の加速化を図りたい考えです。

 今回の会合では、物価上昇による事業費の見直し(+26億円)など、事業の最新状況が共有されました。また事業費の増額に伴い、費用ベースで算出している事業進捗率は、2020年度の約89%から約81%(2025年度末時点)へと後退しましたが、事業は「継続する」方針で承認されています。なお、中部地方整備局は資料の一部内容について、今後修正を予定しているとしています。