護衛艦「むらさめ」一般公開で大行列! 隊員が語ったミサイル発射機「VLS」の知られざる弱点とは?

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2026年6月28日、東京国際クルーズターミナルで開催された「東京みなと祭」で、海上自衛隊の護衛艦「むらさめ」が一般公開されました。多くの来場者の注目を集めたミサイル垂直発射システムには、後継艦とは異なる特徴がありました。

台風一過の会場に長蛇の列

 2026年6月28日(日)、東京都江東区青海の東京国際クルーズターミナルにて「第77回 東京みなと祭」が開催されました。前日の27日は台風接近による荒天のため中止となりましたが、28日は天候が落ち着き、多くの来場者で賑わいました。

 この日は海上自衛隊のむらさめ型護衛艦1番艦「むらさめ」が公開され、乗艦することが可能でした。普段は見ることができない護衛艦の様子が見られるとあって、長蛇の列ができていました。

 来場者の目を特に引いていたものの1つが、船体前部に搭載されている「Mk.41 mod.9 VLS」という装備です。これはミサイルの垂直発射システム(VLS)であり、碁盤の目状に設置された蓋が開いて、中からミサイルが打ち出される仕組みになっています。「むらさめ」には、この前方のMk.41の他に、船体中部に「Mk.48 mod.4 VLS」という同様の発射機も搭載されています。前方の発射機には、潜水艦に対して有効な「VLA(垂直発射型アスロック)」が合計16発装填できます。

 2026年現在、海上自衛隊では、従来の艦対空ミサイルから性能向上が図られた「発展型シースパロー(ESSM)」へと更新が進められている最中です。Mk.41では1つのミサイル・セルにESSMが4発詰め込める仕様ですが、Mk.48では1つのセルに1発しか搭載できない点がボトルネックとなっていました。

 この点は、後発のたかなみ型護衛艦で解消されています。たかなみ型ではVLSの発射機をMk.41(32セル)に統一し、かつ前方にまとめたことで、1セルあたり4発のESSMを搭載できるようになり、飛躍的に装弾数が増加しています。なお、隊員によると“Mk.48はあまり使われない”とのことでした。

 このほか、船体前部に搭載された62口径76mm単装速射砲や、船体後部甲板のヘリコプター格納庫がフォトスポットとして人気を博していました。今回ヘリコプターは搭載されていませんでしたが、その代わりに格納庫の内部や様々な装備が公開され、隊員へ質問を行う参加者の姿も見られました。