“世界最長”輸送機「ウィンドランナー」世界的物流大手への輸送サービス提供を目指す? その脅威の搭載能力とは

所得「1億円の壁」問題とは?

世界最長の輸送機「ウィンドランナー」製造を目指す航空・宇宙分野のスタートアップ企業、Radia(ラディア)は2026年6月24日、ルーウォーターシッピングと戦略的提携を結び、超大型貨物向けの一貫輸送サービスの提供を目指すと発表しました。

実現なるか世界最長の輸送機

 世界最長の輸送機「ウィンドランナー」の開発を目指す航空・宇宙分野のスタートアップ企業、Radia(ラディア)は2026年6月24日、デンマークの総合物流会社であるブルーウォーターシッピングと戦略的提携を結び、超大型貨物向けの一貫輸送サービスの提供を目指すと発表しました。

 同社が構想する超大型4発ジェット輸送機「ウィンドランナー」は、全長108m、翼幅80mという巨大な機体です。翼幅は「世界最大の旅客機」とされるA380とほぼ同じですが、全長はA380より35m長くなります。

 貨物搭載量は72.5トンで、世界最大の輸送機とされるAn-225「ムリヤ」の約250トンには及びません。しかし、風力発電用ブレードやロケットなど、軽量ながら大型の貨物を効率的に輸送することを想定しており、貨物室容積は約7700立方mと、「ムリヤ」の約1300立方mを大きく上回ります。また、未舗装滑走路での運用にも対応することが想定されています。

 同社は2026年に入ってから、同機の開発を見据えたさまざまな取り組みを進めています。6月19日には、イタリアのMinistero delle Imprese e del Made in Italy(企業・メイド・イン・イタリー省)と、産業界の参加可能性を探るための覚書に署名したと発表しました。

 また、軍用輸送機C-242「ウィンドランナー」としての活用も提案しており、ペイロード重量はアメリカ空軍が運用する最大の輸送機C-5「ギャラクシー」の57%にとどまる一方、貨物室容積はC-5の約7倍に達するとしています。そのため同社は、ティルトローター機や固定翼戦闘機などを分解せずに輸送できることで、任務遂行を支援できるとアピールしています。

 実際に搭載を想定した画像も公開されており、CH-47「チヌーク」輸送ヘリコプターであれば6機、V-22「オスプレイ」であれば4機を分解せずにそのまま搭載できるようです。