フォロワー数50万人超え、ブラジル敏腕記者が語る日本代表「現代サッカーにマッチしたチーム」「上田と前田が好き」ブラジルの予想先発も紹介

所得「1億円の壁」問題とは?

 FIFAワールドカップ2026 日本代表対スウェーデンが行われたダラス・スタジアムには、前日に続きメディアエリアでポルトガル語が飛び交っていた。そう、グループCを首位で通過したブラジル代表の決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)の対戦相手が決まるからだ。

 今大会を放映する『globo』をはじめ、『ESPN』『TMC』など確認できる範囲で7媒体ほどが会場にいた。ブラジルメディア『TNTスポーツ』のマルセロ・ベフレール氏は、Instagramのフォロワー数約51万人を誇る人気コメンテーターだ。かつてはスペイン・バルセロナを拠点を取材をしており、ネイマールのパリ・サンジェルマン移籍を第一報で伝えた実績を持つ。マルセロ氏に現在のブラジル代表や日本代表の印象について聞いた。

ブラジル代表は南米予選で苦しみましたが、カルロ・アンチェロッティ監督就任以降は風向きが大きく変わった印象を持っています。実際に近くで見ていてどう感じていますか?
選手たちはフィールド上で何をすべきかをより明確に理解し、リラックスして試合に臨めていると思います。特にヴィニシウス・ジュニオールに合ったスタイルを構築できており、ここまで最高のパフォーマンスを発揮できています。それはブラジル代表にとって非常に良いことでした。アンチェロッティ監督の就任以降は、ヴィニシウスだけではなく、ブルーノ・ギマランイス、マテウス・クーニャ、ルーカス・パケタといった選手たちのプレーが向上し、チームにとって良い変化がありました。第1節のモロッコ代表戦から第3節のスコットランド代表戦にかけ、チームは成長を続けています。アンチェロッティ監督は自分が試みて上手く行ったこと・上手くいなかったことを理解し、修正したことで今はより良いパフォーマンスを発揮できています。

スコットランド戦では、ケガで出遅れていたネイマールが復帰を果たしました。チームへの影響はいかがでしょうか?
ケガで長い期間試合に出ていなかったので、日本戦で先発はしないと思います。現在のチームはネイマールなしでも上手くやっています。ネイマールはこれから後半にほぼ必ず登場するはずです。チームメイトもネイマールのことをすごく信頼しています。

スウェーデン戦を取材しての日本代表の印象はいかがでしたか?
個人的には上田綺世選手と前田大然選手が好きです。日本代表はとても組織的なでボールを上手く回し、現代サッカーにマッチしたチームという印象です。ボールを持つこともできますが、これはブラジルにとって好都合かもしれません。今のブラジル代表はボールを持つより、スペースを見つけて走ることに長けている選手が多いためです。

決勝トーナメント1回戦のカード、率直にどう感じましたか?
首位のオランダ代表も厄介な相手ですが、組み合わせは運の要素もあります。日本戦は簡単な試合にはならないでしょう。

 ブラジルはグループCを2勝1分け・7得点1失点で首位通過。初戦はモロッコ代表と1-1で引き分け、ハイチ代表、スコットランド代表にはともに3-0で勝利している。中でもFWヴィニシウス・ジュニオールの活躍が顕著でグループステージ3戦連発の計4得点と絶好調だ。優勝回数は最多5回。2002年日韓大会以来、6度目の頂点を目指す。現段階では日本戦で以下のメンバーで臨むと予想されている。

GK:アリソン
DF:ダニーロ、マルキーニョス、ガブリエウ・マガリャンイス、ドウグラス・サントス
MF:カゼミーロ、ブルーノ・ギマランイス、ルーカス・パケタ
FW:ハイアン、マテウス・クーニャ、ヴィニシウス・ジュニオール

 基本布陣はカゼミーロをアンカーに据えた『4-3-3』。近年手薄と指摘されていたサイドバックは、34歳のダニーロと32歳のドウグラス・サントスのベテランコンビが解決。ハフィーニャの負傷は痛手だったが、ボーンマスに所属する19歳ハイアンの評価が急上昇中だ。ネイマールは前述の通り限定的な起用になる見込みで、プレーエリアはワイドではなくセンターFWとなる。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

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