“日本に1台だけ?”のドイツ製「多目的トラクター」を展示 高圧洗浄システムも搭載している理由とは? 心臓部は日本製!?

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2026年6月17日から20日まで千葉県の幕張メッセで開催されたCSPI-EXPO 2026の矢野口自工ブースでは、日本に1台しかないという珍しい車両が展示されていました。

おそらく日本で1台しかないトラクター

 2026年6月17日から20日まで千葉県の幕張メッセで開催された「CSPI-EXPO 2026」の矢野口自工ブースでは、日本に1台しかないという珍しい車両が展示されていました。

 展示されていたのは、ドイツのHolder(ホルダー)というメーカーが開発した多目的トラクター「Holder C 65 SC」です。ブース担当者によると、同車両を導入し、ナンバー登録したのは日本では同社が初めてとのことです。2026年3月に大型特殊自動車として登録されており、福島県内の公共施設で運用された実績もあるそうです。

 この車両は、作業機械を交換できるアタッチメント方式を採用しています。芝刈り機や除雪用・整地用のブレードを装着できるほか、水タンクを搭載して移動式の高圧洗浄機として使用することも可能です。

 なぜ高圧洗浄機としての機能も備えているのかというと、ホルダーの親会社が洗浄機や芝刈り機で知られるケルヒャーだからです。

 この車両の大きな特徴は、小回り性能の高さです。担当者は「車体中央部にヒンジ(関節)を備えた中折れ式構造を採用しているため、一般的な作業車両よりも小回りが利きます。そのため、敷地内の草刈りや除雪作業などに適しています」と説明します。

 また、アタッチメントを装着していない状態での車体サイズは、全幅1.1m、全長2.92m、全高2.08mと非常にコンパクトです。担当者は「除草や除雪作業などで狭い道路でも作業できる点は大きなメリットです。コンパクトながら走行性能にも優れているため、作業者の負担を大幅に軽減できます」と話していました。

 なお、搭載されているエンジンは、クボタ製のディーゼルエンジンです。担当者によると、ドイツ製の小型産業機械ではクボタ製ディーゼルエンジンを採用している車両が多いとのことでした。

 さらに、車内環境の快適性も特徴の一つです。シートヒーターが標準装備されており、冬場の除雪作業では心強い装備となっています。また、視界も良好で、中折れ式車両の操作に慣れれば、非常に機敏な運転が可能になるそうです。

 ちなみに、この車両を公道で運転するには、大型特殊自動車免許が必要です。