FIFAワールドカップ2026・グループA第3節が現地時間24日に行われ、チェコ代表とメキシコ代表が対戦した。
2006年のドイツ大会以来、5大会ぶりのFIFAワールドカップ出場を果たしたチェコ代表は今大会、11日に行われた韓国代表との初陣で1-2と逆転負けを喫した。18日には南アフリカ代表とのゲームを1-1のドローで終えており、現状の勝ち点は「1」。チェコ代表となって以降、史上初の決勝トーナメント進出のためには、最終節で勝利しなければならない。
対して、今大会共催国の一つであるメキシコ代表は、FIFAワールドカップ2026のオープニングマッチとなった11日の南アフリカ代表戦に2-0で勝利。白星スタートを飾ると、18日には韓国代表を1-0で下し、2連勝を達成。第3節を前に、グループAの首位通過を決めている。
メキシコ代表のなかで、3試合連続でスターティングメンバーに名を連ねた選手は、GKラウル・ランヘル、フリアン・キニョーネス、ロベルト・アルバラードの3名のみ。メンバーを入れ替えながら迎えた第3節は、なかなか連携面が噛み合わず、直近2試合のような勢いを示すことができない。対するチェコ代表も先手を奪うには至らず、前半はスコアレスで折り返す。
後半に入ると、立ち上がりの55分に均衡が破れる。ルイス・ロモのピッチ中央でのボールキープから、マテオ・チャベスが右サイドを突破。寄せてきた相手を振り切り、自らペナルティエリア内に侵入して左足シュートを沈め、メキシコ代表が均衡を破った。
勢いに乗るメキシコ代表は続く61分、17歳のジルベルト・モラが中盤で時間を作り、チェコ代表の最終ラインの間に生まれたスペースを見逃さず、中央を破るスルーパスを通す。走り込んだホルヘ・サンチェスは仕留められなかったものの、こぼれ球をフリアン・キニョーネスが流し込み、メキシコ代表がリードを広げた。
グループステージ突破のためには後がないチェコ代表は、この試合はベンチスタートとなっていたパトリック・シックを送り出したが、反撃の糸口は見出せない。2点をリードして終盤に入ると、メキシコ代表ベンチが動く。2枚の交代カードを切り、6大会連続のメンバー入りを果たしたGKギジェルモ・オチョアが、4大会連続でFIFAワールドカップのピッチに立った。
メキシコ代表はホームの大声援を背に、最後まで攻撃の手を緩めない。後半アディショナルタイムには、サンティアゴ・ヒメネスの放ったシュートのこぼれ球をアルバラードが繋ぎ、最後はアルバロ・フィダルゴが冷静にネットを揺らす。これで3点差となり、タイムアップを迎えた。
この結果、メキシコ代表が3連勝でグループAの戦いを終えた。一方で、チェコ代表は勝ち点「1」の獲得にとどまり、他会場の結果を受けてグループステージ敗退が決まっている。
グループAを首位通過したメキシコ代表は6月30日、ラウンド32でグループC、グループE、グループF、グループH、グループIいずれかの3位チームと対戦する。
【スコア】
チェコ代表 0-3 メキシコ代表
【得点者】
0-1 55分 マテオ・チャベス(メキシコ代表)
0-2 61分 フリアン・キニョーネス(メキシコ代表)
0-3 90+4分 アルバロ・フィダルゴ(メキシコ代表)
【ゴール動画】メキシコ代表、右サイドからの崩しで鮮やか2ゴール