日本海1074km「敦賀-新潟-秋田-苫小牧東」航路が激変! “夜行バス的な使い方”が各所で可能に!? 新日本海フェリーの最長時間航路、増便も

2026年工作機械好調の要因は?

新日本海フェリーの最長時間航路「敦賀-新潟-秋田-苫小牧東」航路が大幅にリニューアルされます。

「夜行航路の集合体」みたいな航路に!?

 SHKライングループの新日本海フェリーは2026年6月22日、敦賀-新潟-秋田-苫小牧東航路の運航ダイヤを10月から変更すると発表しました。

 この航路は福井県の敦賀港から北海道の苫小牧東港までの1074kmを約31時間かけて結びます。現在は基本的に敦賀の寄港は週1回、それ以外の港は週3回発着しています。

 ダイヤ変更の大きな柱が、「敦賀発着の週3回化」です。このために「らいらっく」「ゆうかり」を交互に運航する体制にするとともに、敦賀、新潟の発着時間を変更。
北行は敦賀18:30発(新潟翌6:00着)・新潟22:30発(秋田翌5:05着)に、南行は苫小牧東港19:30発・新潟17:30発と、いずれも夕方から夜間の出港となります。

 これにより「敦賀→新潟」「新潟→秋田」「苫小牧東→秋田」「新潟→敦賀」については、夕方から夜に出発して翌朝に着くダイヤとなるため、部分的に夜行バスのような使い方も可能に。「時間を有効に活用した快適な船旅をお楽しみいただけます」といいます。

 また、ダイヤ改正により北行きの新潟港では15時間半の停泊が発生します。このため、「敦賀→秋田」または「敦賀→苫小牧東」の乗船券を持っている人は新潟での一旦下船を可能にし、観光を楽しめるということです。クルマ・バイクも一旦下船は可能ですが、下船前に再乗船手続きが必要となります。

 今回のダイヤ改正の狙いについて新日本海フェリーは、夕夜の出港とすることで「その日の集荷業務を終えた後、そのままフェリーにトラックを積載することが可能となり、陸上輸送とシームレスに連携した効率的な輸送体制を実現できます。翌朝には次の寄港地に到着するため、リードタイムの短縮に貢献します」と物流上のメリットを強調。

 さらに、敦賀発着の週3便化で「安定的な輸送スケジュールが確保され、荷主企業の在庫計画や納期管理の自由度が向上します。これまで週1便では対応が難しかった小ロット・高頻度輸送のニーズにも、柔軟にお応えできるようになります」としています。

 なお、就航船の「らいらっく」「ゆうかり」は全長199.9m、1万8229総トンの大型船です。旅客定員は846名で、トラック146台、乗用車58台を収容します。