仏の新型ミサイルは既存の防空網では“迎撃困難”に? 音速の5倍以上で飛ぶ戦闘機発射型を開発へ

2026年工作機械好調の要因は?

ランス軍事省は2026年6月11日、第4世代空対地核ミサイル(ASN4G)の開発契約および包括契約を正式に発注したと発表しました。

フランスの核戦力の一翼を担う兵器

 フランス軍事省は2026年6月11日、第4世代空対地核ミサイル(ASN4G)の開発契約および包括契約を正式に発注したと発表しました。

 ASN4Gの契約は6月2日、フランス国防調達庁(DGA)とMBDAの間で締結されました。同ミサイルは2035年頃の運用開始を予定しており、戦略航空軍および海軍航空核戦力で運用されます。搭載機は現在開発中の「ラファールF5」となる予定です。

 フランス軍は現在、核抑止力の一翼を戦闘機部隊が担っており、その投射手段としてASMP-A空中発射巡航ミサイルを運用しています。ASN4Gは、このASMP-A系列を後継として置き換える新型ミサイルです。

 ASN4Gは従来の巡航ミサイルとは異なり、音速の5倍以上(マッハ5超)で飛翔する極超音速ミサイルとなる見込みです。一般的に極超音速で飛ぶ飛翔体は通常の防空システムで迎撃が困難だとされており、通常弾頭に関してはロシア軍がウクライナに対して空中発射型のKh-47M2「キンジャール」や艦艇発射型の3M22「ツィルコン」を一部で使用しています。

 また、開発に関連する試験機の画像も公開されており、2基のロケットブースターを備えた、背の高い垂直尾翼を持つ機体が飛翔する様子が確認できます。

 フランス軍事省は、このミサイルについて「脅威の進化に対応しつつ、航空機搭載型核抑止力の信頼性を維持することを可能にする」と説明しています。