東海道新幹線の超豪華座席「スプリームクラス」価格は飛行機ファーストクラス並み!? グリーン車の数倍 見えてくる“お得な乗り方”

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JR東海が東海道新幹線の新クラス「スプリームクラス」について発表しました。価格設定もグリーン車よりもはるかに高く設定されていますが、その真意も見えてきます。

航空機ファーストクラス価格!「スプリームクラス」

 JR東海が2026年6月17日、東海道新幹線の新クラス「スプリームクラス」について発表しました。驚くべきはその価格。グリーン車を超える上級クラスとはいえ、グリーン車よりもはるかに高い設定となっています。

「スプリームクラス」は個室タイプの「キャビン」と半個室タイプの「シート」の2種類で構成。いずれもレッグレスト付きリクライニングシート、専用Wi-Fi、専用タブレットで個別調整可能な照明や空調などを備えます。さらに、「のぞみ」「ひかり」では専用の飲食サービスなども導入されます。

「キャビン」は7号車と10号車でそれぞれ異なり、7号車はソファーが別途設けられた2名利用も可能な豪華版です。「エクスプレス予約」と「スマートEX」で予約した場合とで料金も若干異なり、前者の方が安くなります。発表された主な区間の発売価格は次の通り(エクスプレス予約の場合)。

・東京-名古屋:7号車46,840円、10号車32,440円
・東京-新大阪:7号車60,500円、10号車42,100円
・東京-岡山:7号車74,090円、10号車51,490円
・東京-広島:7号車86,240円、10号車59,640円
・東京-博多:7号車90,220円、10号車63,620円
・新大阪-博多:7号車72,510円、10号車49,910円

 東京-新大阪間で考えると、普通車指定席は1万4720円、グリーン車は1万9590円(通常期、以下同)です。普通車指定席の差額はグリーン車が4870円なのに対し、スプリームクラス10号車は「2万7380円」、7号車は「4万5780円」と、グリーン車と比較してそれぞれ「約5.6倍」「約9.4倍」ということになります。

 JR東日本と西日本にまたがる北陸新幹線のグランクラスですら、飲料・軽食アリのグランクラス(A)で600kmまで1万2400円(JR東日本内およびJR西日本内相互発着区間料金)に設定されているので、比較にならない異例の価格です。

 スプリームクラスはむしろ、航空機のファーストクラスに近いものといえるかもしれません。JR東海は特徴の一つとして「室内には航空機の機内に持ち込めるサイズの荷物を置けるスペースを設けている」としており、航空機を意識していることも伺えます。

 一方、発表されているスプリームクラスの料金と普通車指定席の運賃との差額を、1km当たりに換算して見てみると、区間によって大きく異なることがわかります。

・東京-名古屋(366.0km):7号車約86円/km、10号車約47円/km
・東京-新大阪(552.6km):7号車約83円/km、10号車約50円/km
・東京-岡山(732.9km):7号車約76円/km、10号車約45円/km
・東京-広島(894.2km):7号車約73円/km、10号車約43円/km
・東京-博多(1174.9km):7号車約57円/km、10号車約34円/km
・新大阪-博多(622.3km):7号車約83円/km、10号車約47円/km

 特に、東京~博多は新大阪までと比較して、約3割安い水準に抑えられています。ビジネス需要の強い区間で高く設定しつつ、長距離利用を促そうとしていることも伺えます。

 なお、スプリームクラスで2027年度中に導入される半個室タイプの「シート」については、まだ料金が発表されていません。「キャビン」がそれぞれ7号車と10号車に1室なのに対し、「シート」は1編成に6席設けるとされていることからも、「キャビン」より安いと考えられます。

 JR東海によると、サービス開始当初は、定期列車を中心に1日上下計で12本(のぞみ8本、ひかり2本、こだま2本)の固定運用を行う予定。その後、編成数を増やし、2026年度末には30本程度、2027年度末には65本程度となるそうです。編成数は、2026年度末に8編成、2027年度末に15編成、2028年度末には31編成となる見込みです。