FIFAワールドカップ2026・グループHの第1節が現地時間15日に行われ、スペイン代表はカーボベルデ代表と0-0で引き分けた。試合後のスペイン代表GKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)のコメントを、スペインメディア『マルカ』が伝えた。
EURO2024を制した“欧州王者”のFIFAワールドカップ2026初陣ということで大きな注目が集まったゲームは、終わってみればFIFAワールドカップ初出場となったカーボベルデ代表の守備力の高さを証明する一戦となった。スペイン代表は序盤から試合の主導権を握ったものの、カーボベルデ代表の守備陣を完全に崩し切ったシーンは数えられるほど。枠内にシュートを飛ばそうとも、悉くカーボベルデ代表GKヴォズィーニャ(シャヴェス/ポルトガル)に阻まれ、試合はスコアレスドローでタイムアップを迎えた。
試合後、ウナイ・シモンは「結果という明確な事実を否定するつもりはまったくもってない」と前置きしつつ、「誰もがこの試合に勝ちたかったし、心の中では、この試合に勝たなければならなかったと思っていた。だが、サッカーとはそういうものだ」と率直な思いを言葉にする。FIFAワールドカップ初出場のカーボベルデ代表相手に勝利を逃した結末だが、ウナイ・シモンは次のような言葉で対戦相手を称えている。
「FIFAランキングで相手より上位だからといって、必ずしも勝てるわけではない。サッカーの試合は相手もプレーするからだ。そうした意味で、カーボベルデにとっては理想的な試合運びだっただろう。彼らが見せた守備戦術は素晴らしく、非常に強固な守備だった。正直に言って、称賛せざるを得ないよ」
一方で、スペイン代表の守護神は、現状を悲観的に捉えているわけではない。「攻守両面のプランと、我々がピッチの上で見せたパフォーマンスは、決して悪くなかったと思う」と切り出すと、「唯一欠けていたのは、ゴール前での決定力だったね」と補足する。ただし、この1試合のみで、スペイン代表を“決定力不足”と語るのは、ウナイ・シモンの言葉を借りると誤っているのかもしれない。
「サッカーなのだから、時として決定力が不足する試合もある。ただし、このチームにとっては異例のことだ。このチームの過去の試合を思い出してほしい。得点できなかった試合を探す方が難しいほどに、僕らはゴールを奪ってきた」
ウナイ・シモンは「もちろん、この試合から修正すべき点はある。勝ち点3を手にできなかった以上、気楽に戦えるわけでもない」としつつも、「だが、こういうことは起こり得る」と、カーボベルデ代表戦の結果も受け入れている。次節、スペイン代表は初勝利を目指して、現地時間21日にサウジアラビア代表と対戦するが、ウナイ・シモンは「考えるべきことは次のサウジアラビア戦に勝つことだけだ。カーボベルデに勝っていたとしても、サウジアラビア戦へのアプローチは変わらない。改善すべき点に集中して、次こそはとにかく勝利を手にしたい」と意気込んだ。
【ハイライト動画】スペイン、自慢の攻撃陣がまさかの沈黙…