FIFAワールドカップ2026・グループB第1節が13日に行われ、カタール代表とスイス代表が対戦した。
2大会連続2度目の出場となるカタールと、6大会連続13度目の出場となるスイスによるグループリーグ初戦。フレン・ロペテギ監督の率いるアジアの強豪はアッシム・マディボ、アクラム・アフィフら主力をスタメンで起用。対するスイスはグラニト・ジャカやマヌエル・アカンジ、ブリール・エンボロら同じく主力を起用した。
スイスがボールを保持したものの、立ち上がりからゴールに迫り合うオープンな展開となると、序盤にゴールが生まれる。17分、ボックス内でカタールGKマフムード・アブナダとレモ・フロイラーが交錯すると、アブナダのアフターチャージによってスイスにPKが与えられる。これをキッカーのエンボロが冷静に左隅へ突き刺した。
幸先よく先制に成功したスイスは70%を優に超えるボール保持率で以降もゲームをコントロール。相手を押し込んで効果的にフィニッシュへ持ち込むなか、前半終了間際には畳みかける攻めでゴールへ迫ったものの、ダン・エンドイエやエンボロの決定機はGKアブナダの好守に阻まれた。
スイスの1点リードで折り返した後半。カタールが序盤に3枚替えを敢行し、少しボールを奪いに行く姿勢を示すが、スイスペースは変わらず。ただ、再三のシュートチャンスやセットプレーを活かし切れず、2点目が遠い。
すると、試合終盤はさらなる選手交代で攻撃モードに移行したカタールがカウンターから際どい場面を作ると、6分が加えられた後半アディショナルタイムに劇的なゴールを奪う。95分、左サイドを突破したホマム・アフメドのクロスを攻め上がっていたDFのブーアラーム・フーヒーが打点の高いヘディングで合わせ、劇的同点ゴールとした。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、驚異の粘りを見せたカタールがグループリーグ全敗に終わった前回大会から進化を示す歴史的なW杯初の勝ち点1を手にした。
なお、初戦を終えた両チームは18日、カタールが開催国のカナダ代表と、スイスがボスニア・ヘルツェゴビナ代表との第2戦に臨む。
【スコア】
カタール代表 1-1 スイス代表
【得点者】
0-1 17分 ブリール・エンボロ(PK/スイス代表)
1-1 90分+5 ブーアラーム・フーヒー(PK/スイス代表)
【ゴール動画】駆け引きの巧さ光ったエンボロの先制弾