東京のベッドタウンにできた「道の駅」ウワサ通りの大盛況! 海ないのに「海産物がうまい!」…それこそが人気の秘訣?

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東京に近い新たな「道の駅」が盛況です。開業から1年2か月で150万人が訪れているといいます。現地に行くと、人気の秘訣がちょっと分かったかもしれません。

そこそこ大きな高速SAくらいの規模 トラック乗りにも重宝?

 東京の近くは「道の駅」の空白地帯と思われていましたが、近年、少しずつ変わってきています。従来は“東京のベッドタウン”で、観光がピンとこないような地域でも、道の駅ができてきているのです。今回は、埼玉で2番目か3番目の「東京に近い」位置にできた道の駅に立ち寄りました。

 やってきたのは埼玉県桶川市の道の駅「べに花の郷おけがわ」です。国道17号バイパス「上尾道路」沿い、圏央道の桶川北本ICからすぐ南にあります。ETC2.0搭載車であれば、高速道路を下りて道の駅に立ち寄っても2時間以内ならば通算する「乗り直し」社会実験の対象にもなっています。

 ちなみに埼玉で最も東京に近い道の駅は外環道の「川口・あんぎょう」ですが、2番目は「べに花の郷おけがわ」か、春日部市の国道4号沿いにある「庄和」か、緯度的にほぼ同じなので微妙なところ。

 そんな「おけがわ」は、2025年3月のオープンから1年2か月で来場者150万人を突破したとのこと。近くに住む住民からは「いつも混んでいて、まだ行けていないんだ」と聞いていました。日曜午後に訪れるとウワサ通りに混んでいて、約280台収容の普通車はほぼ満杯状態でした。

 なお、大型車用は43台ですが、平日はコチラもけっこう停まっているのだとか。確かにICからすぐですし、周囲はほぼ住宅街で休めるところはなく、南のさいたま市方面へ下っていけば物流倉庫街なので、トラックドライバーにも重宝する休憩場所なのかもしれません。

 駐車台数からすると、東北道で言えば蓮田SA上り線ほどではないですが、佐野SAくらいの規模でしょう。大きく分けて食事処と物産品コーナー、外のソフト&クレープや焼き芋のスタンド、さらにドッグランとイベントスペースがあります。やはり、そこそこ大きなSAくらいの印象です。

「うまい!」思わず買ってしまったお土産は家族にツッコまれた

 物産館は大繁盛していました。特に驚いたのが「試食」の多さ。店内の目立つ場所にデモキッチンが設けられていて、常に何かしら試食が提供されていました。

「ただいま、限定のバスクチーズができました~」と、呼び込みも活気があります。県産牛乳を使った「オッケー桶川」の品々は大人気の模様で、レジ待ちかと思って並んだ列は、バスクチーズを求める人の列でした。

 他にも埼玉産の農産物や商品が目白押しでしたが、お茶の試飲のようにポットで提供されていた「ねこんぶ(根昆布)だし」がおいしくて、思わずボトルを1本購入しました。飲んだのは、そのだしをお湯で薄めた昆布茶でしたが、後から調べたところ、これは北海道のご当地調味料でした。

 それ以外にもなぜか北海道の産物が多々見られ、前出した友人に話すと「そう、行った人から『海鮮』がスゴくうまいって聞いたよ。埼玉なのにね(笑)」との答えが。海なし県の埼玉でなぜ海産物推しなのか、一部「北海道物産展」状態だと、ネット上でも不思議に思っている人もいるようです。

 ただ、あの活気のなかで試食も含めて買い物を楽しんでいると、ある意味、どうでもよくなってしまうから不思議なところ。デパートの地下や催事場の活気に近いものがありますし、近隣住民にとっては便利で楽しい商業施設でしょう。帰宅後、お土産を見た家族に「なんで北海道?」とツッコまれてしまいましたが。

 じつは埼玉では、今後も道の駅が開設される予定です。

 上尾道路は桶川北本IC以北が未開通ですが、その部分を越えて鴻巣市の国道17号「熊谷バイパス」入口付近に「道の駅こうのす」が、同じ熊谷バイパスでさらに先の熊谷市には「道の駅くるん熊谷」が、いずれも2028年に開業予定です。さらに17号バイパスを進むと、「深谷バイパス」沿いに「道の駅おかべ」もすでにあります。

 上尾道路がつながっていないため、今は競合関係にありませんが、将来的に国道17号バイパスは道の駅の激戦区になりそうです。