電動ボード事故増、1割が飲酒=死亡事故は過去最低―交通安全白書

省エネエアコン商戦は来年に注目

 政府は12日の閣議で、2026年版「交通安全白書」を決定した。普及が進む電動キックボードなど「特定小型原動機付き自転車」の25年の事故件数は前年比48件増の386件。約1割に当たる43件が飲酒事故で「割合が著しく高い」と指摘している。
 相手別に見ると、四輪車が168件で約4割を占めた。単独事故が87件、自転車が57件、歩行者が56件などと続いた。
 特定小型原動機付き自転車は、23年7月の道路交通法改正で新たに導入された車両区分。16歳以上であれば運転に免許は必要ない。政府は交通ルールの周知徹底や悪質運転の指導・取り締まりを強化する方針だ。
 25年の交通事故による死亡者数は前年比116人減の2547人。現行の統計を取り始めた1948年以降、過去最低を更新した。内閣府の担当者は「自転車運転時のヘルメット着用の啓発や、飲酒運転の取り締まり強化など、死亡事故の実態を踏まえた対策が効果を上げた」と分析している。