総武線と常磐線を結ぶ「新たな路線」が2030年代後半にも開通へ 最新のイメージが映像で公開! 事業化へ検討加速

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東京都葛飾区は、区内を縦断する貨物線「新金線」を活用した新たな交通システムの整備構想を紹介する映像を公開しました。

事業化計画の素案を策定へ

 東京都葛飾区は2026年6月9日、区内を縦断する貨物線「新金線」を活用した新たな交通システムの事業化計画の策定業務支援を委託する事業者を、中央復建コンサルタンツに決定したと発表しました。また、整備構想を紹介する映像も公開。新たな交通システムはBRT(バス高速輸送システム)を採用し、2030年代後半の開通を目指すとしています。

 新金線は総武線の新小岩付近(新小岩信号場駅)と常磐線の金町をつなぐ、約6.6kmの貨物線です。単線ですが、貨物線の西側に複線化用地が確保されています。

 大動脈である総武線と常磐線を結び、東京23区内にある路線でありながら、わずかな本数の貨物列車や団体臨時列車しか走らない閑散路線となっています。

 区は当初、新金線の旅客化に関しては通常の鉄道やLRT(次世代型路面電車)での旅客化も検討していました。

 ただ、新金線と平面交差する国道6号の交差方法、高架化が必要になる高砂踏切付近や金町駅への接続など、施設計画上の課題によって事業費が増加する見込みとなったため、BRTで旅客化を目指す方針を決定しています。

 整備にあたっては、新金線の複線化用地にBRTの専用道を整備。まず2030年代後半に、北側の区間で一般道を活用する形で開業させた後、将来的に全線でBRTの専用道の整備を目指すとしています。

 車両はシンボル性の高い連接車両とし、自動運転やクリーンエネルギーを導入。駅施設には運行情報システムやベンチなどを設置するとしています。運行本数はピーク時10本、オフピーク時6本の想定です。

 なお、整備手法は区が専用道や駅、車両などを整備・保有し、民間または第三セクターが運行管理を担う「公設型上下分離方式」の採用を前提として検討が進む見通しです。

 葛飾区区は今年度予算に、旅客化に向けた事業化計画を策定する費用として2億5800万円を計上しており、新金線用地の基礎調査や道路予備設計などを進める予定です。

【映像】これが総武線と常磐線を結ぶ「新金線」の整備ルート&完成イメージです