“南米の大国”の要求を色濃く反映! F-39Fとしての「グリペン」初号機がロールアウト!

約50年ぶり 小売業に迫る大改革

スウェーデンの防衛企業であるサーブは2026年6月2日、ブラジル空軍向けの「グリペンF」戦闘機のロールアウト式典を開催したと発表しました。

ブラジルではF-39Fと呼称されることになる機体

 スウェーデンの防衛企業であるサーブは2026年6月2日、ブラジル空軍向けの「グリペンF」戦闘機のロールアウト式典を開催したと発表しました。

 同機は、ブラジル空軍でF-39Fと呼称される、F-39E(グリペンE)の複座型です。最新の空軍の訓練および運用要件に対応するために開発された機体で、パイロットの機種転換訓練と実戦任務の両方に使用できるよう設計されています。

 この機体は、単にサーブが海外輸出向けとして組み立てた機体とは大きく事情が異なり、ブラジルが開発資金と要求仕様を提供した「ローンチカスタマー」向けの機体です。ブラジル国内で製造されたF-39Eと同様に、同国の防衛企業などが開発段階からソフトウェア開発やシステム統合に関与しています。

 サーブの航空部門責任者であるラース・トスマン氏は、「グリペンFのロールアウトは、サーブ、ブラジル産業、そしてブラジル空軍の共同成果であり、長年にわたり築いてきた深い信頼関係を反映しています」とコメントしました。続けて、「これはブラジル空軍にとって高性能な戦闘機であるだけでなく、継続的な共同開発と共有された目標の具体的な成果でもあります」とアピールしています。

 今後同機は、ブラジル空軍への最終納入に先立ち、スウェーデンのサーブ飛行試験センターへ移され、専用の飛行試験プログラムが開始される予定です。

 2014年に締結されたブラジル政府との契約には、36機の戦闘機(グリペンE型28機、グリペンF型8機)の開発・生産が含まれています。納入は2020年に開始され、これまでに11機が引き渡されています。