「闇バイトは必ず捕まります」=相次ぐ少年摘発、人生棒に振るな―警察庁など啓発強化

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 匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)が絡む強盗や特殊詐欺などで少年の逮捕が相次ぐ事態を受け、警察庁などは5日、「闇バイトで人生を棒に振らないために知っておくべき5つのこと」と題した広報資料を作成し発表した。「必ず捕まります」などと強調しており、教育委員会や学校などと連携し広報啓発を強化するよう全国の警察に通達。イベントなどで活用するほか、ホームページやSNSでも発信する。
 闇バイトは「逮捕されるまでこき使われます」とし、強盗で亡くなった人がいれば「死刑か無期拘禁刑。見張り役でも同罪です」と指摘。先輩や友人の誘いに応じてはいけないと諭し、「身代わりとなる都合のいい使い捨て。お金が払われると思ったら大間違い。未成年だから罪が軽いなんてことはない」と説く。口座やスマホの売り渡しが犯罪になることなどを列挙し、あえて強い言葉で警鐘を鳴らした。
 さらに「外国に渡航すれば、二度と戻れなくなるかもしれない」と強調。東南アジアの詐欺拠点での悲惨な現実として、パスポートを取り上げられて監禁され、暴行を受けたり、臓器を売ると脅迫されたりしたとする渡航者の証言も紹介した。
 「今ならまだ引き返せる」と呼び掛け、身分証や顔写真を求められたり家族らに危害を加えると脅されたりしたら110番するよう求めた。保護措置は5月末時点で699件に上り、「保護された方は誰一人として襲われていない」と訴えた。
 警察庁によると、トクリュウが絡む犯罪で、昨年は約1万2000人を摘発。少年は1322人で、友人や先輩などの人間関係からの誘いで加担するケースが多いという。 
〔写真説明〕闇バイトに関わらないよう、少年らに呼び掛ける警察庁などの広報資料(同庁提供)