国道161号「湖西道路」の真野IC~坂本北IC間での4車線化について、滋賀国道事務所が整備効果に関するデータを発表しました。
所要時間のバラツキは“ほぼ消滅”!
滋賀国道事務所は2026年5月28日、前年9月に4車線での本格運用が始まった国道161号「湖西道路」の真野IC~坂本北IC間について、開通後の整備効果を公表しました。
国道161号は、滋賀県大津市と福井県敦賀市を結ぶ幹線道路です。名神高速の京都東ICに直結する藤尾ランプから北へ、計33.2kmにわたって信号のない無料のバイパス区間(西大津バイパス~湖西道路~志賀バイパス)が整備されています。
このうち、西大津バイパスは4車線で整備されていますが、中間部分にあたる湖西道路(延長16.7km)は、これまで基本的に暫定2車線の区間でした。そのため、北行きは車線が減少する坂本北IC手前で、南行きは仰木雄琴ICを先頭に渋滞の慢性化が課題となっていました。
滋賀国道事務所はこれを受け、湖西道路の南側6.6km分に当たる坂本北IC~真野IC間について、2015年度より4車線化事業に着手。2025年8月8日には4車線での暫定運用をスタートし、同年9月27日に本格運用が始まりました。
4車線化後、本区間では交通容量のアップによって、混雑や渋滞が“ほぼ解消”したとのこと。京都方面へ向かう際の平均所要時間は、整備前の約15分から約5分へと、約10分の短縮が実現され、車速が60km/h以下になる区間がなくなったといいます。
また、所要時間のバラツキを示す「時間信頼性」も改善しています。4車線化以前は、所要時間の最大値と最小値で約17分の差がありましたが、整備後は約3分まで減少。時間が各段に読みやすくなりました。
さらに、本区間の4車線化は観光の活性化にも寄与しています。真野ICの北側に位置する道の駅「妹子の郷」では、2025年10月から2026年3月にかけて、来場者数が前年同期より約2.7万人増加しました。売上も対前年同月比で平均約10%アップしており、施設からは「県外からもお客様が増えた」「渋滞緩和により早い時間帯から到着できるようになり、午前中の来場が増加した」といった声が寄せられています。
なお国道161号のバイパス整備は、志賀バイパスの北端から、さらに北へ6.5km延伸する「小松拡幅」の計画も進行中です。こちらは2025年11月24日に、北小松側の2.4km(14工区)が暫定2車線で開通を迎えています。