「そこらへんの道路が滑走路に!」 スウェーデンが“究極のゲリラ戦闘機”をウクライナへ供与発表! 最大で36機を取得の方針

白熱するデータセンター空調市場

スウェーデンがウクライナへの戦闘機供与・売却の意向を表明しました。供与されるのは「グリペン」戦闘機ですが、なぜこの機体が注目されるのでしょうか。

「グリペン」供与と取得、両国首脳が発表

 スウェーデンのクリステション首相と同国を訪問中であるウクライナのゼレンスキー大統領は2026年5月28日、ウクライナがスウェーデンより同国製の戦闘機である「グリペン」の供与を受けることを共同で発表しました。

 ウクライナは、初回分として最大20機のグリペンE/F戦闘機を取得する意向を示し、またスウェーデンも同国空軍が運用するグリペンC/D戦闘機のうち、最大16機をウクライナへ供与する意向であるとしています。

 あわせてスウェーデン政府は、ウクライナへ供与されるスウェーデン空軍のグリペンC/Dを穴埋めするため、新たな機体取得に関する予算措置も講じると発表しています。

 グリペンは、スウェーデンを代表する防衛関連企業であるサーブ社が開発・製造する戦闘機です。短距離離着陸(STOL)能力を有し、仮設滑走路や一般道路からの運用も可能であるため、分散運用による高い生残性と即応性を実現できます。

 また、運用・整備コストが低く、整備性にも優れているほか、多彩な搭載兵装により空対空戦闘のみならず、対地・対艦戦闘を行うことも可能です。

 今回の発表を受け、サーブ社のミカエル・ヨハンソン社長兼CEOは次のように述べています。

「本日の発表により、スウェーデンとウクライナがサーブとともに、世界で最も先進的な戦闘機であるグリペンをウクライナが運用できるようにするためのさらなる一歩を踏み出したことを、大変誇りに思います。私たちは、ウクライナによるグリペン取得と、スウェーデン政府による供与機の後継能力整備の双方を支援できることを楽しみにしています」

 今後、ウクライナ政府とスウェーデン政府は、グリペンE/F取得に関する最終交渉を進める予定です。また、スウェーデン空軍が供与によって失う戦力を補うための後継機調達に関する協議も近く開始される予定とのことです。

【動画】ゼレンスキー大統領を「護衛する」グリペンの映像が公開!