少年ら、指示役夫婦と当日面識=トクリュウ上役介在か―強盗殺人事件・栃木県警

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 栃木県上三川町の民家で親子3人が死傷した事件で、強盗殺人容疑で逮捕された実行役の16歳の少年4人が、指示役とみられる竹前海斗(28)、美結(25)両容疑者夫婦と事件当日に初めて会っていたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。夫婦から高級外車を貸し与えられて現場に向かったとみられ、スマートフォンを通じて指示を受けていたという。
 県警は少年4人のうち1人が匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の上役を通じてリクルートされ、指示役の夫婦に引き合わされた可能性があるとみて調べている。
 横浜市在住の竹前容疑者夫婦と、相模原市や川崎市在住の少年4人は14日午前、共謀して、上三川町上神主の民家に強盗目的で侵入し富山英子さん(69)を殺害した疑いが持たれている。富山さんには20カ所以上の刺し傷があり、駆け付けた長男と次男も襲われた。
 捜査関係者によると、少年4人は白色セダン型の高級外車で現場に向かったという。事件後は2人が車で逃走。乗り遅れた1人は歩いているところを捜査員に見つかり、もう1人はヒッチハイクして戻っていた。
 車は竹前容疑者夫婦から当日に貸し与えられ、この時に初めて互いに面識を持ったとみられる。栃木県内に入った後も夫婦と接触した形跡があり、一部の少年は「夫婦に実行を頼まれた」と供述している。車は2人目の逮捕者となった少年の自宅近くで発見され、県警が押収した。
 少年4人は15、16両日に相次ぎ逮捕された。竹前容疑者は17日、羽田空港の国際線のターミナル出発口で身柄を確保され、美結容疑者は生後7カ月の長女と一緒に神奈川県内のビジネスホテルにいるところを見つかった。 
〔写真説明〕栃木県警本部=宇都宮市
〔写真説明〕送検のため、宇都宮東署を出る竹前美結容疑者(右から2人目)=19日午前、宇都宮市