中国・習氏、「対等な大国」誇示=米に対抗意識隠さず

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 【北京時事】中国の習近平国家主席は、今回のトランプ米大統領との首脳会談で、自国が「米国と対等な大国」であることをアピールした。トランプ氏と協調路線を確認しながらも、対抗意識を隠さない場面が目立った。
 習氏は14日夜に開いたトランプ氏との夕食会のあいさつで、「14億人を超える中国国民は5000年以上にわたる文明の基盤の上に中国式現代化を推進している」と述べた。続けて「今年は米国独立250年に当たり、3億人以上の米国民が米国を新たな発展へ進めている」と指摘。「中国の方が歴史が長い大国だ」という認識を示唆した。さらに「中米関係は80億を超える世界の人々の利益にも関わっている」と主張。米国と共に世界をリードする意欲をにじませた。
 一方、14日の首脳会談では、歴史的に覇権国と新興国が衝突してきたことを指す「トゥキディデス(古代ギリシャの歴史家)のわな」に言及。「わな」に陥らず米国と平和的に協力を目指す意向を強調したものの、習氏自身が米国を競争相手と見なしていることを明らかにした形となった。
 習政権は、今世紀半ばまでに米国に匹敵する大国となる方針を掲げている。悲願である台湾統一に向け米国の干渉を排除するため、軍備拡張を継続。ハイテク分野でも米国と争う態度をむき出しにしている。中国側発表によると、習氏はトランプ氏と「建設的戦略安定関係」の構築で一致したが、米中が対立を回避していく具体的な道筋は見えていない。 
〔写真説明〕15日、北京・中南海を散策する中国の習近平国家主席(左)とトランプ米大統領(AFP時事)