「彼は私の言葉を誤解した」アルベロア監督、エンバペの“第4FW”発言を否定

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 レアル・マドリードのアルバロ・アルベロア監督が、フランス代表FWキリアン・エンバペの「4番手のフォワードと言われた」とのミックスゾーンでの発言を即時否定した。スペインメディア『マルカ』が伝えている。

 レアル・マドリードは現地時間14日、ラ・リーガ第36節でオビエドと対戦し、ゴンサロ・ガルシアとジュード・ベリンガムのゴールによって2-0の勝利を収めた。

 サンティアゴ・ベルナベウで行われたこの試合は、前節のエル・クラシコでの敗戦によって今季の無冠が確定して最初の試合ということもあり、試合前や試合後にもブーイングが飛び交う物々しい雰囲気となった。

 そんななか、この試合でベンチスタートとなったエンバペはクラブの許可を得ていたものの、負傷離脱中の期間にチームがエスパニョール戦を戦っていたなかでガールフレンドとともにサルデーニャ島に出かけていたことがマドリディスタの怒りを買い、試合中にボールを触るたびに一部サポーターからブーイングを浴びていた。

 同試合後、ミックスゾーンに姿を現したフランス代表FWは「体調は万全で、100%だよ」と自身のコンディションに問題はなかったものの、ベンチスタートとなった点について「4番手のフォワード」と言われたと物議を醸すコメントを残していた。

「監督から、フランコ・マスタントゥオーノ、ヴィニシウス・ジュニオール、ゴンサロ(・ガルシア)に次ぐ“4番手のフォワード”だと言われたので、(先発で)出場しなかった。それを受け入れて、与えられた時間プレーするし、良いプレーができたと思う」

「先発する準備はできていたけど、監督に腹を立てているわけではないよ。監督の決定は常に尊重しなければならないし、先発復帰できるよう、一生懸命努力するよ」

 この発言によってエースとの確執が疑われた指揮官は、直後に行われた公式会見の場で「彼は私の言葉を誤解した」と釈明した。

「フォワード(のポジションが)が4人いたらよかったが、そうではない。4人のフォワードはいないし、そんなことも言っていないから、何と言えばいいのかわからない。彼は私の言葉を誤解したのだろう。正直言って、何と言っていいのかわからない。彼に『君は4人目のフォワードだ』なんて言った覚えはない。私が彼を起用しなければ、彼は出場できない。それは当然のことだ。私が監督であり、誰を起用するかしないかを決めるのは私だ。試合前に彼と話をしたのですが、彼がどう解釈したのかはわからない」

「私にとって、4日前にはベンチ入りすらできなかった選手が今日先発するべきではないのは明白だ。特にこれは決勝戦でもなければ、生死をかけた試合でもない。ゴンサロは先日素晴らしいプレーを見せてくれた。それに、日曜日には試合があり、彼(エンバペ)には必ず先発フォワードとして出場させるつもりだ。7日後には、再び先発フォワードの座を勝ち取るだろう。私は誰に対しても不満はない。私はレアル・マドリードの監督であり、誰を起用するか、誰を起用しないかを決めるのは私だ。出場機会のない選手が不満に思うのは理解できるし、だからこそ彼らはレアル・マドリードの選手なのだ。エンバペが今日出場できなかったことに不満を感じているのも十分に理解できるが、これは私が常に言ってきたように、状況に基づいた判断だ。3日後に控えている日曜日の試合も考慮すると、私自身がリスクを冒したくはなかった。これが最も論理的で、自然で、常識的な判断だったと思う」

 さらに、エンバペと確執があるのかとの直球の質問に対しては「キリアンのミックスゾーンでの発言を聞かせてくれれば、一緒に議論できる。しかし、彼が何を言ったのかを聞くまでは、ここで一言一句コメントするつもりはない」という発言にとどめている。

 なお、肝心の試合に関しては同世代のオビエドMFサンティ・カソルラについて「彼と一緒にプレーできたことは誇りであり、彼と彼の家族の幸せを心から願っている」と元同僚を称賛しつつ、残り2試合で全力を尽くすことを約束している。

「レアル・マドリードにいる限り、苦しむことは決してない。むしろその逆だ。このクラブでは要求水準が高いことは周知の事実で、誰もが今の状況に安住しているわけではないと思う。不振の年がタイトル獲得のないシーズンと重なることで、状況はさらに困難になり、試合はより複雑になり、すべてがより難しくなる。我々には大きな責任があり、セビージャへ行かなければならない。そこでは勝利を目指すのは非常に厳しい試合になるだろうが、我々の努力に値するファンの前での最後の試合であり、最後まで全力を尽くさなければならない」