アメリカのDARPAが発表した「XRQ-73」の飛行成功のニュースは、ドローンの開発に少なからぬ影響を与えそうです。
新型「ハイブリッドドローン」飛行成功でアピール
アメリカのDARPA(国防高等研究計画局)は2026年5月7日、米空軍研究所(Air Force Research Lab:AFRL)およびノースロップ・グラマンと共同開発したハイブリッド電動無人航空機「XRQ-73」の飛行に成功したと発表しました。
これにより、DARPAが主導しノースロップ・グラマンなどが参画するハイブリッド電気推進航空機の実証計画、通称「SHEPARD(Series Hybrid Electric Propulsion AiRcraft Demonstration)プログラム」が、大きな前進を遂げたことをアピールしています。なお、実際の初飛行は同年4月にエドワーズ空軍基地にて実施されました。
XRQ-73は、B-2爆撃機のような尾翼のないフラットなボディを持つ全翼機でありながら、翼端に縦型のスタビライザー(安定板)が追加されています。さらに機体先端の下部にはアイスピックのように突き出たセンサーフェアリングが備わっており、人目を引くデザインとなっています。2024年時点で公式に発表された離陸重量は1250ポンド(約567kg)です。
アメリカで運用されている無人偵察機「RQ-170 センチネル」のように、非武装での偵察任務を前提とした機体とみられています。長大な航空距離と高い静粛性を両立させるため、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド推進方式を採用しており、今回の飛行成功は、こうした次世代ハイブリッド無人機が普及していく、大きな「ひと押し」となりそうです。