小田急線内を「6時間かけて走る列車」が運行される 新宿駅を通らないルートで“寄り道”も

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「青いロマンスカー」として知られる60000形「MSE」が、2026年のGWに6時間かけて特別行路を走行しました。

「MSE」が6時間かけて特別行路を走行

 小田急電鉄はGW期間の2026年5月3日(日)、「青いロマンスカー」として知られる60000形「MSE」を使用した団体臨時列車を片瀬江ノ島発着で運行。当日は「MSE」の4両編成が、新宿駅を通らない特別行路を6時間かけて走行しました。

 この列車は、小田急電鉄が実施したツアー「ゴールデンウィーク鉄道ファン大集合!今年は開成車庫で撮影タイム付き!ロマンスカー・MSE4両編成+++レア行路の旅」の参加者を対象とした団体臨時列車として運行されたものです。

 運行ルートは定期列車ではありえない、片瀬江ノ島→町田→小田原→開成車庫→小田原→大野総合車両所→片瀬江ノ島。開成車庫では約70分停車し、「MSE」の撮影や車庫内でレジャーシートを広げた昼食体験が可能でした。

 町田駅では列車の折り返しで使用される引き上げ線に入線したほか、厚木~本厚木間の相模川橋梁で停車し、車窓を堪能できる粋な計らいがありました。

 さらに渋沢~新松田間のトンネル区間では、車内が消灯となり、小田原駅停車中に4種類の車内チャイムが放送されました。また、小田急電鉄の社員が考案したMSEに関するクイズ大会や抽選会も車内で開催されています。

 開成車庫ではタラップを利用して車庫内に降車することができ、停車中に「特別団体専用」「ニューイヤーエクスプレス」「試運転」「ベイリゾート」「臨時」といった珍しい種別が表示されました。中でも元旦のみ運行される臨時特急「ニューイヤーエクスプレス」や、2011年に廃止された小田急線~有楽町線の直通特急「ベイリゾート」の表示が鉄道ファンの注目を集めていました。

 開成駅前には「ロンちゃん」の愛称で親しまれている3100形「NSE」先頭車が保存されており、当日は開成車庫に入線した「MSE」との“並び”も撮影することができました。

 ちなみに、今回の団体臨時列車は、北千住~片瀬江ノ島を結ぶ「メトロえのしま」の間合いを活用して実現しています。通常、「メトロえのしま91号」として片瀬江ノ島に10時13分に到着した車両は、同駅を18時16分に発車する「メトロえのしま90号」として折り返すまで、いったん大野総合車両所に回送され、ここで待機します。今回の団体臨時列車は、この待機時間を活用して運行されました。