米海軍の新型原潜「コロンビア」建造遅延から“回復”か? メーカー幹部が「非常に良い進展」と明言

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アメリカ海軍協会の公式ニュースサイトである「USNIニュース」はコロンビア級1番艦の建造作業が、2028年末の引き渡しに向けて順調に進んでいると報じました。

建造は順調に進んでいるとの回答

 アメリカ海軍協会の公式ニュースサイトである「USNIニュース」は2026年4月28日、新型弾道ミサイル原子力潜水艦であるコロンビア級1番艦の建造作業が、2028年末の引き渡しに向けて順調に進んでいると報じました。

 この話は、同艦を建造しているジェネラル・ダイナミクスの幹部が同メディアに明かしたものです。同幹部によると、ここ6〜9か月でコロンビア計画は非常に良い進展を見せており、2028年末までに1番艦を引き渡す軌道に乗っているとのことです。

 コロンビア級の1番艦である「コロンビア」は、当初2027年の引き渡し予定でしたが、その後2028年に延期され、さらに見直し後のスケジュールでも間に合わない可能性が指摘されていました。

 遅延の原因は、新型コロナウイルス感染拡大、熟練工不足、サプライヤー側の生産遅延など複合的なもので、調整の長期化が懸念されていましたが、ひとまず現場の作業については改善が進んでいるようです。

「コロンビア」は全長170.99m、幅13.1m、基準排水量1万8000トンで、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射能力を有し、アメリカの核戦力の一翼を担う原子力潜水艦です。特徴としてX型の舵(操舵装置)を採用している点が挙げられます。

 同様の舵は、日本の海上自衛隊では2009年から就役しているそうりゅう型潜水艦に採用されていますが、アメリカ海軍としては1950年代に就役した実験潜水艦「アルバコア」以来となります。ただし、従来のX舵とは形状や設置位置などに若干の違いがあります。