え?“オスプレイ”じゃないの!? 米陸軍の次世代機「シャイアン」組立工場が本格稼働 メーカーが発表

成長局面を迎える日本の電子部品

テキストロン傘下のベル・ヘリコプターは2026年4月27日、カンザス州ウィチタにMV-75「シャイアン」の機体組立センター(WAC)を開設したと発表しました。

オスプレイのような形状の機体が増える?

 テキストロン傘下のベル・ヘリコプターは2026年4月27日、カンザス州ウィチタにMV-75「シャイアン」の機体組立センター(WAC)を開設したと発表しました。

 この施設では、2025年10月からすでに製造が開始されており、アメリカ陸軍の生産加速方針の一環として進められています。ウィチタは「世界の航空首都」として知られており、今回の新施設は地域の航空・防衛分野における重要な役割をさらに強化するものです。地元の熟練した人材が、次世代軍用機の製造を担うことになります。

 施設内ではMV-75の胴体製造が行われるほか、テキサス州フォートワースやアマリロの施設でも製造および最終組立が進められています。

 シャイアンは、現行機の2倍の航続距離と速度を持つ次世代機であり、最新のデジタル基盤とオープンアーキテクチャを採用することで、将来にわたり高い技術的優位性を維持します。機体形状としては、アメリカ空軍や海軍、日本の航空自衛隊で運用されているV-22「オスプレイ」と同じティルトローター機に分類されますが、アメリカ陸軍のUH-60「ブラックホーク」の後継機として運用される予定であるため、艦載運用を前提としておらず、主翼の折り畳み機構は備えていません。

 なお、量産初号機は2028〜2029年頃に納入される可能性があり、本格的な部隊配備は2030年代に入ってからになると予想されています