かつてリヴァプール一筋でプレーした元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏が、チェルシーは崩壊寸前のクラブのようだと語った。5日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
チェルシーは4日に行われたプレミアリーグ第35節でノッティンガム・フォレストと対戦し、1-3で敗れた。この結果、1912年11月以来、114年ぶりにリーグ戦5試合連続無得点で5連敗を喫していたチェルシーは、クラブ史上初となる6試合連続無得点での6連敗は免れたものの、1993年11月以来、32季ぶりにリーグ戦6連敗を喫した。
残り3試合となった中で5位アストン・ヴィラとの勝ち点差が「10」となり、6位以下で終えることが決定した現在9位のチェルシーについてキャラガー氏は「これは衝撃的だ。しかも、原因はトップにある」と不振に陥っているチェルシーの問題点が上層部にあることを指摘した。
「今日ピッチに立っていた選手の中には、本当にトップレベルの選手が5、6人もいたのに、ノッティンガム・フォレストのBチームに負けた。12カ月前、彼らは(クラブワールドカップで)PSG(パリ・サンジェルマン)を圧倒していたのに、選手とスタッフ、選手とファンの間に、何の繋がりもない状況になっている」
「ある意味、これは良いことかもしれない。サッカーはただお金を使って選手を買い集め、選手が入れ替わるだけのものではないということを示しているからだ。大切なのは一体感を築くことだが、今のチームにはそれが全くない。今の彼らは、崩壊したフットボールクラブのように見える」
さらに、キャラガー氏は「あれだけの金額を選手に費やすなら、リーグ優勝争いに加わり、チャンピオンズリーグでも上位争いに加わり、終盤まで勝ち進むべきだ」とチェルシーの補強の仕方を改めて批判した。
「過去15~20年の間に2度も優勝しているチームだ。弱小チームではない。ヨーロッパサッカー界のビッグクラブだ。数年前、選手たちはチェルシーと契約するのをやめるべきだと言った。今でもその考えは変わらないが、それは個々の選手を批判しているわけでも、チェルシーに何か恨みがあるわけでもない」
「私が言いたいのは、選手を頻繁に売買しているようでは、チームとしての絆を築くことはできないということだ。共に困難を乗り越えていかなければならない。彼らは毎年2人のウインガーを獲得する。前年に獲得した2人はどんな気持ちでいるのだろうか。クラブに入ってすぐに素晴らしい活躍ができるわけじゃない。監督や選手たちと共にチームとして成長し、何かを築き上げていく必要がある。これではまるでベルトコンベアのようだ」
「もし私が若い選手だったら、なぜチェルシーと契約するのだろう? 彼らは私に12カ月の猶予を与え、もし私が素晴らしい活躍をしなければ、他の選手を獲得するだろう。選手、ファン、スタッフの間にどうやって繋がりを築くのだろうか。それが全くできていない」
【ハイライト動画】チェルシーvsノッティンガム・フォレスト