「悪魔の兵器」廃絶訴え=NPT再検討会議で被団協が演説

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 【ニューヨーク時事】ニューヨークの国連本部で開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議で1日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の浜住治郎事務局長(80)が演説した。「原爆は人間と共存できない悪魔の兵器」と強い言葉で核廃絶を訴えた。
 浜住さんは広島市で母親の胎内にいる時に被爆。「ノーモア・ウォー、ノーモア・ヒバクシャ」と、被団協元代表委員の故・山口仙二さんが1982年に国連軍縮特別総会で演説した際の言葉を力を込めて引用し、「戦争をしたから核兵器が使われた。戦争はしてはいけない」と議場の各国代表らに呼び掛けた。
 会議では、広島・長崎両市長、両県の代表も演説。長崎市の鈴木史朗市長は「核兵器は絶対悪で、廃絶こそが命をつないでいくために人類に残された唯一の道」と声を張り上げ、NPTが定める核軍縮への交渉義務履行を強く求めた。
 広島市の松井一実市長も「対話を通じた核軍縮・不拡散の前進を」と要請。広島県知事として初めてスピーチした横田美香知事は「核リスクからの脱却は全員の責任。核抑止に依存しない安保政策が必要だ」と強調した。