経済産業省が30日発表した3月の鉱工業生産指数速報値(2020年=100、季節調整済み)は101.9と、前月比0.5%低下した。低下は2カ月連続。中東情勢の悪化で、ポリエチレンなどの原料となるナフサ(粗製ガソリン)が調達難に陥ったことや国内設備の定期修理などで化学工業の生産が落ち込んだ。生産の基調判断は「一進一退で推移している」で据え置いた。
生産指数は全15業種のうち8業種で低下。無機・有機化学工業では、プラスチック素材のポリエチレンが29.8%、合成ゴムが13.8%の大幅減少となった。ガソリンや軽油の生産も減少している。上昇は6業種で航空機エンジンの輸出が好調だった。