“世界有数の信頼性”を買われた!? 「ランクル」「ハイラックス」が英軍車両の“ベース候補”に? 防衛企業が提案

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イギリスの防衛企業であるバブコックは、イギリス陸軍にトヨタのランドクルーザーおよびハイラックスをベースとした車両を提案したと発表しました。

トヨタの有名オフロード車がベースに?

 イギリスの防衛企業であるバブコック・インターナショナル・グループ(以下:バブコック)は2026年4月24日、これまでイギリス陸軍が使用してきたランドローバー車両群を、新世代の近代的なオフロード車に置き換える提案として、トヨタのランドクルーザーおよびハイラックスをベースとした車両を提案したと発表しました。

 これまでイギリス陸軍では1948年以降、長らくランドローバーが軍用車両として使用されており、2026年現在は「ランドローバー・ディフェンダー」をベースとした軍用仕様の「ランドローバー・ウルフ」が運用されています。

 しかし、イギリス国防省はこれらランドローバーシリーズの車両を2030年までに新型車両へ置き換える計画であることを2026年3月に明らかにしており、これを受けて各国の自動車メーカーや防衛企業による提案活動が進められています。バブコックの提案もその一例です。

 今回の提案は、イギリス陸軍が実施した主要サプライヤーを集めた意見交換会において発表されたもので、バブコックはトヨタとの戦略的協業のもと、世界的に高い評価を受けるランドクルーザーおよびハイラックスのプラットフォームを基盤とした「バブコック・ジェネラル・ロジスティクス・ビークル(GLV)」という堅牢な車両ファミリーとして開発する計画です。

 ランドクルーザーおよびハイラックスは、過酷な環境下における耐久性・信頼性・オフロード性能で世界的に知られていますが、さらに実戦運用の厳しい要求に対応するため、ウェスト・ミッドランズにあるバブコックのチームによって大幅な軍用仕様への改修が施される予定です。

 今回の意見交換会には約30社のサプライヤーが参加し、車両プラットフォームに関する今後の要件について議論が行われました。今後は国防省および陸軍が各提案の性能を評価し、軍での試験運用を経て選定が進められる見通しです。