CL準決勝は計9ゴールの乱戦! 2連覇目指すPSGがホームでバイエルンに5発先勝、1点差で第2戦へ

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 チャンピオンズリーグ(CL)・準決勝ファーストレグが28日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG/フランス)とバイエルン(ドイツ)が対戦した。

 今季の“欧州最高峰の戦い”も、いよいよ準決勝に突入し、頂点に立つ権利を有するチームは4つに絞られた。セミファイナル1試合目の対戦カードでは、2連覇を目指すPSGが、6年ぶりの優勝を目指すバイエルンを、本拠地『パルク・デ・プランス』に迎える。

 今大会、PSGはリーグフェーズを4勝2分2敗の勝ち点「14」で11位フィニッシュすると、決勝トーナメントプレーオフではモナコ(フランス)との同国対決に2戦合計5-4で勝利。ラウンド16では、FIFAクラブワールドカップ2025の決勝で涙を飲んだチェルシー(イングランド)を2戦合計8-2で粉砕し、準々決勝では、リヴァプール(イングランド)に2戦合計4-0と完勝。3シーズン連続で4強入りを果たした。

 対するバイエルンはリーグフェーズで、第5節ではアーセナル(イングランド)に1-3と屈したものの、残る7戦は全勝し、2位でラウンド16へストレートイン。同ステージではアタランタ(イタリア)相手に2戦合計10-2と力の差を見せつけると、準々決勝ではレアル・マドリード(スペイン)との激闘に2戦合計6-4で勝利。2シーズンぶりに準決勝へ駒を進めた。

 そんな両チームが準決勝で激突。バイエルンを率いるヴァンサン・コンパニ監督は、出場停止の影響により同試合はベンチに入ることができない。バイエルンに所属する伊藤洋輝は、ベンチから出番を待つ。

 試合は序盤の17分に動く。バイエルンは敵陣へ相手を押し込んだ状況のなか、ペナルティエリア手前中央で顔を上げたジョシュア・キミッヒがボックス内へパスを差し込む。ミカエル・オリーズがダイレクトで繋ぎ、前を向いたルイス・ディアスがボールを持つと、ウィリアム・パチョに倒され、バイエルンがPK獲得。キッカーを務めたハリー・ケインは、GKマトヴェイ・サフォノフの逆を突いてゴール右下にシュートを沈め、バイエルンが先手を取った。

 PSGとしては、ホームで先手を取られる試合展開となったが、ビハインドの時間を長くは続かせない。24分、降りてボールを受けたデジレ・ドゥエが前を向き、スルーパスを通すと、フヴィチャ・クヴァラツヘリアがスピードに乗って左サイドを突破。対峙したヨシプ・スタニシッチをカットインで振り切ると、右足で強烈なシュートを突き刺し、PSGが試合を振り出しに戻した。

 さらに33分、PSGがセットプレーで試合をひっくり返す。ウスマン・デンベレの蹴った左コーナーキックを、ジョアン・ネヴェスが頭で沈め、逆転に成功。だが、バイエルンも41分、敵陣中央のスペースでルイス・ディアスからのパスを引き取ったミカエル・オリーズが、中央突破から左足で狙い澄ましたシュートを沈め、即座に同点に追いついてみせる。

 試合はタイスコアで前半アディショナルタイムに突入したが、2-2のままハーフタイムに入ることはなかった。右サイドに開いてボールを受けたデンベレが、クロスボールを送ると、ボールがアルフォンソ・デイヴィスの手に当たり、PSGがPKを獲得。デンベレの放ったシュートは、GKマヌエル・ノイアーにコースを読まれたが、シュートの勢いが勝り、ゴールネットが揺れる。PSGが1点をリードして前半を終えた。

 後半のファーストゴールも、序盤のうちに生まれた。56分、ピッチ中央付近で顔を上げたヴィティーニャが、背後をめがけた浮き球のスルーパスを通すと、アクラフ・ハキミが右サイドを突破。ボックス右からグラウンダーのボールを折り返すと、ニアサイドでデンベレとウォーレン・ザイール・エメリが潰れ、ファーサイドでフリーになったクヴァラツヘリアにボールが渡る。クヴァラツへリアはダイレクトでニアサイドを撃ち抜き、PSGが大きな追加点を手にした。

 勢いに乗るPSGは続く59分、バイエルンの攻撃を食い止めたところから、一気にカウンターへ転じる。クヴァラツヘリアからのパスを受けたドゥエがボールを持ち運び、デンベレへボール預けると、ボックス左の位置からカットインし、ニア下へグラウンダーのシュートを放つ。ブラインドとなったGKノイアーは一歩も動けず、PSGが一気にリードを3点に広げた。

 だが、バイエルンも簡単には引き下がらない。65分、左サイドからドリブルを試みたルイス・ディアスが、敵陣中央やや左寄りの位置でフリーキックを獲得。キッカーを務めたキミッヒが右足でインスイングのボールを送ると、最後はフリーで飛び込んだダヨ・ウパメカノがダイレクトで押し込んだ。

 さらに68分、敵陣中央低い位置で前を向いたケインが、浮き球のスルーパスを通すと、抜け出したルイス・ディアスは、見事なファーストタッチから、ボディフェイクを交えて対峙したマルキーニョスを振り切り、右足シュートを突き刺す。当初はオフサイドと判定されたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を経て判定が覆り、バイエルンが1点差に詰め寄った。

 その後も両チームの攻撃面がぶつかり合うスリリングな試合展開となったが、次の1点は生まれることなくタイムアップ。この結果、PSGがホーム開催のファーストレグを5-4で制した。バイエルンとしては、1点差を追いかける状況で、本拠地開催のセカンドレグへ臨む。なお、伊藤に出番はなかった。

 準決勝セカンドレグは5月6日、バイエルンのホームで行われる。

【スコア】
パリ・サンジェルマン 5-4 バイエルン

【得点者】
0-1 17分 ハリー・ケイン(PK/バイエルン)
1-1 24分 フヴィチャ・クヴァラツヘリア(パリ・サンジェルマン)
2-1 33分 ジョアン・ネヴェス(パリ・サンジェルマン)
2-2 41分 ミカエル・オリーズ(バイエルン)
3-2 45+5分 ウスマン・デンベレ(PK/パリ・サンジェルマン)
4-2 56分 フヴィチャ・クヴァラツヘリア(パリ・サンジェルマン)
5-2 59分 ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)
5-3 65分 ダヨ・ウパメカノ(バイエルン)
5-4 68分 ルイス・ディアス(バイエルン)