ウクライナ国防省は2026年4月26日、迎撃ドローンを空中発射し、自爆ドローンを撃墜する映像を公開しました。
迎撃ドローンを空中発射する母機が登場
ウクライナ国防省は2026年4月26日、迎撃ドローンを空中発射し、自爆ドローンを撃墜する映像を公開しました。
同国国防省の投稿は、映像のほかには「空戦は進化している」という言葉のみでしたが、ウクライナ国内外のメディアが報じた関係者の話によると、双発のターボプロップ輸送機であるAn-28の主翼下にハードポイントを設置し、搭載した迎撃ドローンを空中発射したようです。
ロシアがウクライナへのインフラ攻撃で使用しているシャヘド136やゲラン2などは、「一方向攻撃ドローン」とも呼ばれ、長距離を自律飛行して目標に攻撃を加える自爆型ドローンです。これらの攻撃を阻止するために開発されたのが、迎撃ドローンです。
通常は地上から発射されますが、空中から発射することには大きな利点があります。まず、迎撃ドローンを目標に近づけて投入できるため、地上から離れた位置で発射するよりも撃墜率の向上が期待できます。また、An-28は双発の輸送機であるため、迎撃ドローンよりもはるかに長時間空中で待機し、対ドローンの哨戒を行うことが可能です。
さらに、機体に搭載されたセンサーなどの探知装置により、自爆ドローンの詳細な位置を割り出すこともできます。
加えて、迎撃ドローンの価格は、1機あたり約3万ドルとされるシャヘド136よりもさらに安価に生産可能とされており、少なくとも1発あたり約50万ドルとされる高価な空対空ミサイルを使用するよりも経済的です。また、空中から発射できるため、安価な対ドローン用空対空兵器として運用できる点も優れています。
ウクライナ国防省は迎撃ドローンの運用を拡大しており、前線部隊には1日あたり1500機以上の対シャヘド型迎撃ドローンが供給されていると発表しています。
【動画】え、ミサイルじゃない!? これが、迎撃ドローン発射の瞬間です