初日から米イランが応酬=NPT再検討会議

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 【ニューヨーク時事】核拡散防止条約(NPT)の履行状況を確認し、今後の取り組みを協議する再検討会議が27日午前(日本時間同日午後)、ニューヨークの国連本部で開幕した。核軍縮の機運が後退し、協議難航も予想される中、初日から米国とイランが非難の応酬を繰り広げた。
 グテレス事務総長は冒頭演説で「約束は履行されず、拡散を促す要因は加速している」とNPT体制の弱体化を指摘。2024年の日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞に触れ、「彼らのメッセージが今ほど切迫したことはない」と強調した上で「軍縮こそ平和の基盤だ」と訴えた。
 会議は、イランを副議長国の一つに選出。その過程で米英などが強く反発した。米国代表は「条約への違反を続ける悪名高い国」とイランを非難し、選出は「恥ずべきことで会議の信頼性を損なう」と主張。イラン代表は「米国の主張には根拠がない」と反論し、米イスラエルによるイラン核施設攻撃を「国際法の重大な違反で、核不拡散体制の根幹への攻撃」と糾弾した。