三陸沖で最大震度5強(マグニチュード=M7.7)の地震が起きてから1週間が経過し、気象庁と内閣府は27日午後5時、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の特別な呼び掛けを終えた。北海道から千葉まで7道県182市町村では、すぐに避難できる態勢を維持する必要はなくなるが、今後も日ごろからの大地震への備えが求められる。
三陸沖の地震は20日午後、日本海溝沿いの陸側プレートと海側プレートの境界で発生。付近では昨年11月以降、M6~7級を含め、地震が活発に起きている。北方の青森県東方沖では昨年12月8日に最大震度6強(M7.5)の地震が発生し、後発地震注意情報が初めて出された。
この中間の領域では1994年に三陸はるか沖地震(最大震度6、M7.6)が起きた。政府の地震調査委員会によると、その後30年以上、大地震が起きていないため、再来が懸念される。また、千島海溝沿いの根室沖ではM8前後の地震が起きる確率が非常に高いとの長期評価が以前から公表されており、30年以内の発生確率は90%程度とされる。
一方、27日午前5時23分ごろには北海道十勝地方南部の深さ83キロを震源とするM6.2の地震が起き、北海道浦幌町で最大震度5強の揺れを観測した。陸側プレートの下に深く沈み込んだ海側プレートの内部で起きており、気象庁の海老田綾貴・地震津波監視課長は記者会見で、「注意情報の対象ではなく、20日の三陸沖地震と直接的な関係はないと考えられる」と説明した。