米海軍の“お騒がせ”最新鋭空母が過去50年で最長の作戦行動達成!“トイレ詰まり頻発”や火災で乗組員は疲労困憊!?

注目 最先端半導体支えるEUV技術

アメリカ海軍の最新鋭原子力空母「ジェラルド・R・フォード」が、ベトナム戦争後で最長の展開期間となったと、アメリカメディアが報じました。

長い展開によりトラブルも発生?

 アメリカ海軍の最新鋭原子力空母「ジェラルド・R・フォード」が、ベトナム戦争後で最長の展開期間となったと、アメリカメディアが報じました。

 「ジェラルド・R・フォード」は、アメリカの最新かつ最大の空母であるジェラルド・R・フォード級の1番艦です。同艦は2026年4月15日時点で、展開期間が295日に到達しました。これは、ベトナム戦争後、2020年のコロナ禍に最長の展開を記録したニミッツ級原子力空母「エイブラハム・リンカーン」が達成した294日の記録を上回るものです。

 この記録により、同艦は過去50年間で最も長く作戦展開している空母となりました。

 同艦は2025年6月にノーフォーク海軍基地を出港し、欧州・地中海方面での活動を開始して以降、北極圏、カリブ海、紅海などで活動を続けています。

 展開中の2026年1月にはカリブ海で、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領夫妻の拘束作戦に参加しました。また、2026年2月末からはイラン攻撃作戦「エピック・フューリー」にも参加しており、実戦を伴う展開となっています。

 長期間の展開によりトラブルも発生しています。展開初期にはトイレの詰まりが問題となり、汚物を吸引する真空式汚水回収・移送システム(VCHT)で配管の詰まりが頻発し、最大で45分程度の待ち時間が発生したケースも報じられました。

 また、イラン攻撃のために展開していた2026年3月には、主洗濯区画で火災が発生し、乗組員2名が軽傷を負いました。この火災のため、3月19日にはクレタ島へ離脱。その後、ギリシャのスーダ湾で補給を終え、修理設備のあるクロアチアのスプリト港へ向かいました。これらのトラブルにより、長期間の展開による艦および乗組員の疲労も指摘されています。

 なお、同艦はすでに修理を終えていますが、その後の行動については明らかにされていません。一部報道では、5月頃に帰港するとの情報もあります。ちなみに、ベトナム戦争中に最も長く展開していた空母は「ミッドウェイ」で、332日間とされています。このため、5月に帰港するとの情報が事実であれば、「ミッドウェイ」の記録を超えることはなさそうです。