チェルシー、今夏は補強方針を変更か…共同オーナー「即戦力となる選手を獲得する」

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 チェルシーの共同オーナーを務めるベハダ・エグバリ氏が、今夏の移籍市場では若手重視の補強方針から脱却する計画を明らかにした。17日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 2022年5月にトッド・ベーリー氏ら投資家グループとエグバリ氏を中心としたクリアレイク・キャピタルのコンソーシアム『BlueCo』によって共同で株式購入されたチェルシーは、これまでの移籍市場では積極的に若手選手を中心とした補強を繰り返してきた。

 現行のオーナー体制では高いポテンシャルを持つ若手選手を獲得し、その後利益を上げて売却することに重点を置いた補強方針を貫いてきたが、選手の入れ替わりが激しく、安定した戦いができないシーズンが続いていることから、ファンからは批判の的にもなっている。

 そうした状況で先日からはついに選手からも不満が吐露される事態となっており、経験豊富な選手の獲得を要望する声が上がっているなか、ロサンゼルスで開催されたCAAの世界スポーツ会議に出席したエグバリ氏は、方針を少し変更してこれらの声に耳を傾ける姿勢であることを明かした。

「率直に言って、チームに安定感をもたらし、共に戦えるエリート選手を獲得し、育成することが目標だった。そのプロセスはまだ40分、50分といったところだ。しかし、世界最高レベルの選手たちを維持し、報酬を支払い、契約を延長していくことを目標としている。最終的に毎年継続的に勝利を収めるためには、8人、10人、12人、15人のエリート選手が必要だと考えている」

「私たちはいくつかの点で、いや、多くの点で正しいことをしてきたと思う。その一方で、いくつか改善すべき点もある。このプロジェクトの段階で、即戦力となる選手をもっと獲得し、次のレベルに引き上げ、長期的に安定した成績を残せるようにしなければならない」

 続けて、エグバリ氏は「ファンの皆さんのことを私たちは大切に思っている。クラブの成功を願っている。ピッチ上でのパフォーマンスに集中している」と語りながら、サポーターに向けても次のようにメッセージを送った。

「6カ月前は誰もがとても喜んでいた。結果はまちまちで、最近は特に残念な結果が続いている。何を改善できるか、何をもっと良くできるかを徹底的に見直している。計画はある。私たちはその計画を検証し、うまくいかない場合は改善し、微調整していく。伝えたいことは私たちは全力で取り組んでいるということだ」

「勝利なしに成功できるかという答えはノーだ。勝たなければならない。もちろん、すべての試合に勝つという意味ではないし、ミスをしないという意味でもない。不調の時期もあるだろう」

「しかし、最終的な目標、特にチェルシーのようなクラブの目標は、勝利すること、トロフィーを獲得すること、そして再び安定して勝利を重ねることだ。昨年は幸運にもそれができた。今年は浮き沈みの激しいシーズンだったが、目標は変わっていない」