零落のマドリディスモ…2季連続の無冠濃厚に有識者は「マドリーのレベルに達していない選手がいる。変革が必要だ」

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 チャンピオンズリーグ(CL)敗退が決定したレアル・マドリードについて、有識者たちが辛辣なコメントを述べている。16日付で、スペイン紙『アス』が伝えている。

 2シーズン連続の無冠が決定的となった。ルカ・モドリッチとの契約延長を見送り、キリアン・エンバペやヴィニシウス・ジュニオールら主力選手と対立した、シャビ・アロンソ前監督を更迭したレアル・マドリードは、CLノックアウトフェーズ・ラウンド8の2ndレグでバイエルンと敵地で対戦。すでに、コパ・デル・レイで2部クラブに敗れ、ラ・リーガでは首位バルセロナに大きく差をつけられている現状において、事実上残された唯一のタイトルだったわけだが、アルバロ・アルベロア監督が率いるチームは、アルダ・ギュレルの活躍で意地を見せたものの、エドゥアルド・カマヴィンガの退場ですべてが水泡に帰して、2戦合計スコア4-6で敗北を喫した。

 そんな試合後、有識者たちがレアル・マドリードに辛辣なコメントを残した。元フランス代表で、バルセロナにも在籍したエマニュエル・プティ氏は、「レアル・マドリードでプレーするレベルに達していない選手がいる。こうした試合に勝つためには、変革が必要だ」とチームの刷新を求めた。

 また、こちらも元フランス代表のティエリ・アンリ氏は「なんという試合だ。前半はギュレルとエンバペがバイエルンを圧倒した。見ていた誰もが、『確実に逆転する』と思っただろう」としつつ、「しかし後半、攻勢に出たバイエルンは数的優位を活かし、ピッチをまるで洗濯機のようにかき回した。完全に息の根を止めたね。そしてロスタイム、ミカエル・オリーズが放った5点目となるシュートで決着を付けた。なんというゴール…94分だ。あの時間帯に、レアル・マドリード相手にあれほどの冷静さを示すのは並大抵のことではない。マドリーは自分たちを“逆転劇の王様”だと自負していたが、今夜、バイエルンがそんな彼らに強烈な一撃をお見舞いした」とレアル・マドリードが得意とする最終盤に、実力でねじ伏せたバイエルンを称賛した。

 そして、結果的に勝負の行方を分けることになった86分の退場劇に激怒したのは、ウェズレイ・スナイデル氏だ。元レアル・マドリードの“天才”は、遅延行為で2枚目のイエローカードをもらったフランス代表MFについて、「カマヴィンガは馬鹿だ。レアル・マドリードの選手たちは、試合終了のホイッスルが鳴った後、どうすべきだったか分かるか? ロッカールームに駆け込んで、彼に怒りをぶつけるべきだった」と愚行だったと強調している。

 レアル・マドリードの代名詞だった、最終盤での強さは鳴りを潜めた。クラブ以上の存在はいない、と振る舞ってきたフロレンティーノ・ペレス会長が、スター選手たちの不遜な態度を見過ごした結果が招いたCLベスト8敗退。輝きを失ったマドリディスモが、ミュンヘンを白く染め上げることはなかった。